新型コロナウイルスの影響が、クルーズ客船の解体の動きにつながってきている。2016年6月に晴海客船ターミナルに寄港したイタリアのクルーズ客船「コスタ・ビクトリア」(7・5万トン)が解体されるそうだ(2020/07/06)。
(中の人撮影)=2016年6月、晴海ふ頭
コスタビクトリアについて
(コスタクルーズ)
船名 COSTA VICTORIA(コスタ ビクトリア)
船籍 イタリア
運行会社 コスタクルーズ
総トン数 75166トン
全長 252・9メートル
全幅 32メートル
乗客定員 2384人(公式サイトでは2394人)
(以下 公式サイト情報)
乗員数 790人
客室数 964室(スイート20室含む)
デッキ数 14
運航開始 1996年
報道概要
イタリア・ビオンビーノの市長が、SNSにコスタクルーズのクルーズ客船「コスタビクトリア」について、解体のためビオンビーノの港に到着している、と投稿したもの。すでに海外メディアも同様の報道をしているそうだ。
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フォーブスなどによると、コスタクルーズを傘下に収めるカーニバル社は新型コロナの影響で破綻の危機に直面しており、6隻のクルーズ客船の処分も公表しているそうだ。
新型コロナの流行拡大の際、クルーズ客船の運航中止に至るまでの間、適切な予防措置を取らなかったことで、乗客乗員1500人以上が感染してしまったそうだ。
感想・まとめ
スペインの船会社も7万トンクラスを含むクルーズ客船3隻の解体を発表しているようだ。明確に出口が見えないと、クルーズ客船で世界旅行ということにはならないのだろう。
これでは、こうなっても仕方がないのか。
一度は経験したみたいクルーズ客船の旅。
業界そのものが存続の危機に立たされているとあっては、実現は難しいかもしれない。
(中の人撮影)