東京2020大会後の晴海五丁目選手村住宅と周辺インフラの再開発日程について、2021年4月現在の状況を更新しておく。公にされていないものも含むので、参考程度に(2021/04/25)。
再開発日程(2021年4月現在)
①晴海フラッグ(住宅・商業)
東京2020大会終了後、内装の解体などを実施。その上で、分譲マンションへの仕立て直しが行われ、板状棟は2023年中に竣工。ポートヴィレッジは2024年年明け竣工か。入居は2023年度末の見通し。
タワー棟は2025年夏に竣工の見通し。2026年年明けぐらいの入居だろうか。
商業施設は2023年の年末から2024年年明けに開業見込み
②晴海西小学校(仮称)
開校予定は2024年4月
③ほっとプラザはるみ
このエントリは更新していないが、東京2020大会の延期を踏まえて開業予定は半年ほど遅れ、2023年秋となったようだ。
④晴海ふ頭公園
2023年春、供用開始見込み。収益施設は2022年度中の開業予定となった。
⑤晴海緑道公園
2023年春、供用開始見込み
⑥複合施設(晴海特別出張所など)
2023年度末整備終了(1年遅れ)
⑦水素ステーション
本設ステーションの概要判明(2021/06/11)。
仮設ステーションは当面運用がつづく。本設ステーションへの再整備が並行して行われ、本設ステーションの運用開始は2023年度からの見込み。本設ステーションにはコンビニが設けられるらしい。
⑧船着場
晴海五丁目のマルチモビリティステーション付近に整備される。供用開始は2024年春の見込み。
⑨路線バス新路線
都営バスの新路線の可能性が濃厚。運行開始は2024年春で調整。
⑩晴海客船ターミナル
解体工事は東京2020大会終了後に着手。暫定の客船ターミナルが建設される予定。運用は東京国際クルーズターミナルの第二バースが供用開始となるまで続く見通し。
感想・まとめ
陸の孤島とも称されるエリアだけに最大の注目は交通機関。晴海フラッグは直線距離で見ればターミナル駅などはまあまあ近い場所にある。歩くにはしんどいが。
東京駅 3・4キロ
有楽町駅2・9キロ
虎ノ門 2・8キロ
新橋駅 2・3キロ
豊洲駅 2・0キロ
月島駅 1・8キロ
勝どき駅 700m
近い未来を考えた場合、豊洲駅を経由する晴海フラッグ路線(現錦13系統の改編)は必須。
東京BRTは上り路線で新橋/虎ノ門、下り路線で有明、東京テレポートへの直接アクセスが確定。
個人的に、東京駅へは晴海二丁目、月島駅、日本橋、東京駅北口のバス路線に期待したい。晴海〜月島のアクセスは大きな弱点の一つ。かつて廃止された東12系統に近いが、実現すれば晴海地区は臨海部には珍しい「日本橋にひらかれたまち」となるだろう。
臨界地下鉄構想は現在、実現可能性を考えるレベルにはないと思うので、ここには書かない。
参考
特になし。
2021/06/02 晴海客船ターミナルの項目を更新。