9東京BRTがプレ運行を開始した2020年10月1日から1歳の誕生日を迎えた。この1年を過去のエントリから振り返ってみる(2021/09/30)。
- プレ運行スタートは20年10月1日
- 定時性と速達性を3カ月間検証。いずれも十分だった
- 東京BRTの停留所は2025年度までに進化する
- 正着実証実験は延期に
- 初のダイヤ改正(21年6月)は虎ノ門へのアクセス改善
- 本格運行は2024年度以降か
- 東京駅ルートは最速2025年度開業へ
- 感想・まとめ
- 参考
プレ運行スタートは20年10月1日
運行初日のエントリでは運用開始と同時に利用可能になった「バスナビ」を紹介した。特別なセレモニーもなく、ちょっと寂しいスタートだったような気がする。
定時性と速達性を3カ月間検証。いずれも十分だった
次に気になったのは東京BRTのウリである「定時性と速達性」がプレ運行でどの程度なのかということ。10月から12月の3カ月間にわたり、検証を実施した。十分に使える定時性、速達性を確保していると判断した。
上り:晴海BRTターミナル→勝どきBRT (中の人作成)
上り:勝どきBRT→新橋 (中の人作成)
下り:新橋→勝どきBRT (中の人作成)
下り:勝どきBRT→晴海BRTターミナル (中の人作成)
#717 東京BRTの運行をふりかえる 2020年まとめ 年内のエントリは終了 - dorattara! Season4
東京BRTの停留所は2025年度までに進化する
次に触れたテーマはBRTのシームレス化(停留所の進化)
2025年度までの施策として「BRT利用のシームレス化」が上がっていた。
BRTの停留所において
・利用者の乗降
・バスの正着
・他のバス路線との乗り継ぎ
・待機環境
・情報提供等
すべてにおいて利用しやすいシームレスな環境整備を実施する。
#722 東京都臨海部地域公共交通計画案をみる⑤完 BRT利用のシームレス化について - dorattara! Season4
やっぱり注目したいのはバスの正着。これが実現して交通弱者の普通の利用が可能になる。乗降に垂直移動が不要なBRTが鉄道に勝る部分になるだろう。
正着実証実験は延期に
バスに自動幅寄せを行う正着制御実験は2021年4月23日に実施予定だったが、流れてしまった。これは残念だったな。
初のダイヤ改正(21年6月)は虎ノ門へのアクセス改善
新橋折り返し便が減って、虎ノ門ヒルズ行きが増便されるダイヤ改正だった。
本格運行は2024年度以降か
本格運行が2024年度以降に遅れる見通しであることを書いた。ここでは環状2号線の供用開始が2024年度に変更されたことを根拠とした。
プレ運行2次の開始は気になるところだろう。
東京駅ルートは最速2025年度開業へ
東京駅ルートは最速2025年度に開業する可能性があることを書いた。
感想・まとめ
この1年で利用客が格段に増えた印象はある。特に勝どきBRTの利用者が格段に伸びている印象。もっと利用しようぜ。
2年目もお世話になります。次のポイントはプレ運行2次の発表だろう。