公立小学校の1クラスの人数を35人以下にする法律と東京2020大会延期が重なって、2023年度の中央区立月島第三小学校の教室不足が確定した。中央区は2つの案を検討しているが、うち1案は1年間限定で晴海3〜5丁目の新1年生を佃島小学校に通わせるという内容(2021/04/24)。
※この案は回避された。
公立義務教育小学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律
第三条2
小学校・同学年の児童で編制する学級
1学級の児童または生徒の数 40人(第一学年の児童で編制する学級は35人)
月島第三小学校への影響
東京2020大会開催が延期されたことで、晴海西小学校(仮称)の開校が2024年度に1年遅れる。
晴海西小学校の通学地域が含まれる月島第三小学校では2023年度に教室数が不足する。
中央区は対応するため2つの案を検討している。
検討される2つの案
①晴海3、4、5丁目の通学地域を2023年度1年に限り改め、この地区の新1年生は佃島小学校を指定校とする
②小学校3年生以上の1学級当たりの人数を現行の40人に留め置く。
・いずれも当該地区は2024年度に晴海西小学校の通学地域に変更する。
現在の通学区域(月島第三小学校)=26学級
・月島二丁目(2番〜9番、15〜20番)
・月島四丁目(2番<1号の一部>、3番<1〜3号、5〜7号、17号の一部、18・19号>
・晴海
感想・まとめ
佃島小へ行く案が採用された場合、新1年生にこの距離を歩かせるということは考えにくいので、スクールバスの巡回運行のような形を取ることになるだろう(庁内の議論でも示唆されていた)。学級数の不足の与える影響がどのようなものか、2030年度に教室数が9室も不足するという予測をどうカバーしていくのか。
中央区は大変だ。