2024年11月8日、東京都が2025年度の予算要求について発表した。どんな物があるか確認してみた。数が多いので前後編に分ける。前編は都市整備局や環境局、建設局など。
注目は都市整備局。
具体的には
都市部・臨海地域地下鉄の事業計画深度化 4億3400万円
都心部・臨海地域地下鉄沿線の基盤整備等に関する調査 6500万円
都心と臨海地域とを結ぶBRT整備事業 3億2200万円
舟運活性化に関する調査 4億1000万円
築地地区まちづくり調査 45億7400万円
の各項目が目を引いた(2024/11/11)。
全体概要
・一般会計は8兆8215億円(24年度8兆4530億円) +3685億円
・特別会計は6兆3607億円(24年度6兆1908億円) +1699億円
・公営企業会計と合わせた合計
17兆1164億円(24年度16兆5584億円) +5580億円
各局別予算要求で目を引いたもの(前年度比)
政策企画局
長期計画の企画立案 21億8424万円(−1・2億円)
子供政策連携室
学校の居心地向上(新規) 6847万円
スタートアップ・国際金融都市戦略室
特になし
総務局
特になし
財務局
特になし
デジタルサービス局
特になし
主税局
特になし
生活文化スポーツ局
特になし
※隅田川花火大会の助成はここが担当なのね
都市整備局
築地地区まちづくり調査 45億7400万円
臨海地区まちづくり調査 2000万円
東京の都市計画道路網に関する調査等 3億円
高速道路ネットワークに関する調査 2億1000万円
広域交通ネットワーク形成に関する調査 9500万円
都市部・臨海地域地下鉄の事業計画深度化 4億3400万円
都心部・臨海地域地下鉄沿線の基盤整備等に関する調査 6500万円
都心と臨海地域とを結ぶBRT整備事業 3億2200万円
舟運活性化に関する調査 4億1000万円
東京における航空機能に関する調査 3100万円
空飛ぶ車の社会実装に関する調査 2億0800万円
地域公共交通の充実、強化 1800万円
自動運転技術を活用した都市づくりへの添加に関する調査 4億2000万円
鉄道新線建設等準備基金積立金 43億3100万円
都市鉄道利便増進事業費補助金(新空港線)【新規】 900万円
晴海五丁目西地区整備事業 8億3900万円
臨海都市基盤整備費
晴海地区 3億5700万円
豊洲地区 2億0900万円
有明北地区 5億4400万円
住宅政策本部
項目として マンション再生の促進 2800万円
既存マンション再生支援調査委託【新規】等
環境局
特になし
福祉局/保健医療局
いずれも特になし
※項目数が非常に多い。社会的な弱者のサポートや衛生環境の維持に、これだけ多岐にわたる事業があるのかと驚いた。
産業労働局
ZEV等普及促進事業 330億0402万円
水素ステーション設備等導入促進事業 3億5691万円(前年比約20億7800万円減)
水素ステーションとカーシェア等のパッケージ支援事業 1518万円(前年比8・8億円減)
建設局
スーパー堤防等の整備(中央区築地地区ほか) 41億8400万円
水辺の魅力を生かした東京の顔作り 4億1400万円
※中央区に絡むことが明示されたものは少ない
感想・まとめ
空飛ぶ車の調査に2億というのも目を引いたが、事業化レベルで実現するのかは疑問だね。
あと、これらはあくまで要求ベースの話。
どこまで認められるのかな。