都心部・臨海地域地下鉄構想を推進するための地元の集まり「都心・臨海地下鉄新線推進大会」が2023年11月9日、中央区晴海の晴海トリトンスクエア「第一生命ホール」で開催された。今回は6回目。東京都2024年度の臨海地下鉄新線予算が2億円増額の2億6000万円になったという趣旨の発言があった。確認したところ予算要求の中で臨海地下鉄新線に関する項目について単独(別枠)で2億5500万円が計上されていた!!(2023/11/09)
- 推進大会の様子
- 進展について注目すべき点
- 吉田副区長 鉄道事業者がコロナで痛手、当面は我慢か
- 葉梨衆院議員 TX延伸推進議連会長
- 朝日健太郎参院議員 前国土交通大臣政務官
- 加藤都議会議員 来年度予算に2億6000万円
- つくば市・飯野副市長
- 市川宏雄・中央区都市計画審議会会長=講演
- その他来賓
- 参考 事前配布資料 更新部分はわずかか?
- 感想・まとめ
- 参考リンク等
推進大会の様子
日時 2023年11月9日 1800-1930
参加者 座席の6割ぐらいか。空席がかなり目だった。
来賓
中央区 山本区長=欠席、入院中
江東区議会議員は出席なし。
進捗について
ほぼ無し。
進展について注目すべき点
加藤都議会議員発言
2024年度の東京都調査費が2億6000万円に増額。
2023年度は6000万円だった。
2024年度予算要求(2023年11月8日発表)
・広域交通ネットワーク形成等に関する調査 1億5900万円
・都心部・臨海地域地下鉄の事業計画深度化 2億5500万円
完全に別枠やん。マジか!
2023年度予算案の「6000万円」って
6)広域交通ネットワーク形成等に関する調査 6000万円
東京圏における鉄道等の交通ネットワーク整備に関する調査を実施
東京都2023年度予算案(2023年2月)に盛り込まれたもの。
#1527 東京港に新たなランドマーク! 海の森公園24年度末開園 2023年度東京都予算案 - どらったら!!
吉田副区長 鉄道事業者がコロナで痛手、当面は我慢か
・2014年の「中央区基幹的交通システム」検討開始からの経緯を説明
・新型コロナで痛手を受けたのは交通事業者。やりたいところは出てこない状況
・当面はバスの増発、BRTの増発を働きかけるしかない
・それでも根本解決は地下鉄新線
葉梨衆院議員 TX延伸推進議連会長
・1986年の常磐新線からの経緯説明
・当初、大手町側に新東京駅案。所要11分
これだと、秋葉原から山手線乗り換えで東京駅の8分に敵わない
→都心部・臨海地下鉄新線構想浮上。
・TXと結ぶことによる災害バックアップ機能
地盤のしっかりしたつくばがあれば安心してウォーターフロント開発可能
・守谷の車両基地が使えれば大きな発展性がある
※災害バックアップ機能は初耳
朝日健太郎参院議員 前国土交通大臣政務官
・都内の鉄道ネットワークが変わりつつある
・舎人ライナー延伸の議論も
・羽田+成田発着100万回を目指している。
・空港とつなぐことは大きい
加藤都議会議員 来年度予算に2億6000万円
・今年度6000万円 詳細検討に着手
・事業主体の検討も進めている
・来年度予算で事業化計画をより進めるため2億6000万円になった
つくば市・飯野副市長
・2023年9月 TXへの要望活動
臨海地下鉄新線との接続を踏まえた需要予測調査を求めた
市川宏雄・中央区都市計画審議会会長=講演
・臨海部に背骨を通すべき
・さっさとやれ
※基本的には例年と同じ印象
その他来賓
辻清人衆院議員
・2022年に東京都が事業計画案。実現に極めて近い。
・2030年代着手で2040年代になる。井戸を掘った人に水を飲んでほしい
中央区議会議員(推進議連)
中央区選出の石井ひでき都議=ビデオメッセージ
・都議会委員会開催のため欠席
・2023年度は調査費を計上し、計画をブラッシュアップしているところ
参考 事前配布資料 更新部分はわずかか?
更新された部分
第5回の「有明駅(仮称)→「有明・東京ビッグサイト駅(仮称)」
経過と取り組みの項目
2022年11月 「都心部・臨海地域地下鉄構想事業計画案の公表」追加
感想・まとめ
予算要求段階とはいえ、臨海地下鉄新線に別枠で2億5500万円かい。
これ、結構本気ちゃいますか?