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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1667 茨城・ひたちなかの鉄道延伸、工事許可申請見送り 延伸区間の開業は遅れる見込み

茨城交通ひたちなか市が共同出資する第3セクターの「ひたちなか海浜鉄道」で、延伸許可が下りている「湊線」の工事許可申請が見送られた。社会情勢の変化が理由。2024年6月に延伸区間が開業する見通しとなっていたが、事業自体の進展がやや不透明になっている(2023/04/06)。

工事許可の申請せず

2023年3月1日 ひたちなか市の市長定例記者会見

「コロナ禍や物価高騰などの社会情勢の変化を十分に反映させる必要がある」

コロナ禍で2020年度の営業収益が2019年度比3割減。物価高騰で建設に必要な資材が影響を受けていて、概算で78億円の建設費増加が見込まれている

→工事許可の申請を延期する方針。延伸方針は維持

(NHK)

www3.nhk.or.jp

申請期限延長へ

2021年1月14日 鉄道事業許可取得

2022年1月14日 工事施行認可に申請期限

 ※やむおえず申請できない場合は申請期限の延長を申請できる

2021年12月 申請期限を2023年3月31日に延長申請

2023年3月27日 申請期限を2024年3月31日に再延長申請

 ※新型コロナ前と社会情勢が変化したことが理由

2023年3月31日 国土交通省が申請期限の再延長申請を認める

参考:延伸事業の概要

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国土交通省

延伸区間 阿字ヶ浦(あじがうら)〜新駅2駅 約3・1キロ

事業費 約78億円(増加の見通し)

整備効果(B/C) 1・05(30年間)/1・18(50年)

スケジュール

 2022年度 本格工事

 2024年春 開業(予定)

※開業は2年程度は遅れる見通し

整備効果

国営ひたち海浜公園へのアクセスの多様化

・終端に交通ターミナル機能を整備することによる交流人口拡大、地域活性化

参考 ひたちなか海浜鉄道の概要

名称 ひたちなか海浜鉄道株式会社(前身は湊鉄道)

設立 2008年4月1日(事業譲渡)

資本金 1億7800万円

路線 湊線 勝田駅阿字ヶ浦駅

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  計10駅、14・3キロ、26分

運賃 初乗り 150円全線 570円(小人は半額、10円未満は切り上げ)

輸送人員

 2022年度 111・6万人(前年比102・8%)

 2021年度 108・6万人

参考 経常損益

2022年度 ▲7285万円

2021年度 ▲1億0667万円

令和4年度(第15期)決算

感想・まとめ

茨城県内でもう1つの話題となっている鉄道。

2020年度の輸送人員は過去最高だった2019年度から3割減った111万6350人。定期旅客は3・3%マイナスで定期外は19・6%プラス。各地の鉄道と同様の傾向が見られる。

この路線は延伸区間で工業団地の開発が決まっているということで、一定の需要は見込める。

どう実現していくのか、もうしばらく注目したい。

参考

www.mlit.go.jp