中央区が「(仮称)つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会」への参加を2024年11月12日に公表した。都心・臨海地下鉄新線とりんかい線の南方向の接続が現実味を帯びていた中、北方向の茨城方面への延伸も引き続きねらう。2024年11月に予定される7回目の都心・臨海地下鉄推進大会の報告事項になるのは確実(2024/11/12)。
促進期成同盟会への参加について
設立目的
TX沿線7市による「促進期成同盟会」発足の目的
埼玉県・千葉県・茨城県のTX沿線7市で構成された「TX沿線7市首長懇談会」は、都心部・臨海地域地下鉄構想の事業計画の検討が加速化しており、この機を捉えて「TXの東京駅延伸」と「都心部・臨海地域地下鉄構想」の接続に向けた検討を早急に行うことが必要であることから、期成同盟会を発足し、国等の各関係機関に対し積極的に働きかけを行うこととした。
設立時期 2024年12月
構成団体(案)
TX沿線市区、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県と各議会、商工団体等
臨海地下鉄をめぐる2024年の動き
◯2月
・東京都が鉄道・運輸機構、東京臨海高速鉄道の3者で事業改革の検討を行うことで合意したことを公表
◯3月
◯8月
・地下鉄新駅と街との連携に関する検討を深めるため、東京都と関係区(千代田区、中央区、江東区)、UR都市機構の部長級で構成する「都心部・鎮海地下鉄 駅とまちの連携に関する検討の場」設置。本路線整備、新駅と沿線まちづくりとの連携を検討する。
◯11月12日
中央区が「(仮称)つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会」への参加表明を公表。名前がなげーよ。
◯11月18日(予定)
・都心・臨海地下鉄新線推進大会
参考 これまでの中央区の取り組み
感想・まとめ
2024年11月18日に開催が予定されている7回目の「都心・臨海地下鉄新線推進大会」に初めて江東区から参加があることは既報。
千代田区、中央区、江東区、東京都、URによる会議体が設置されていて、さらに茨城方面への延伸も継続して狙うことになる。
茨城方面への延伸は、交通政策審議会の答申「国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークのプロジェクト」に位置付けられた、いわばお墨付きの内容。
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どちらも早期にスケジュールが具体化するのが望ましい。