2022年8月22日夜、東京メトロ有楽町線分岐線(豊洲〜住吉間)と豊洲駅拡張計画に関する説明会が実施された。これまでに大枠の説明は終わっていると思うが、それぞれの計画のポイントを確認しておく(2022/08/21)
メトロ有楽町線分岐線計画概要(駅名は仮名)
・有楽町線分岐線整備効果。東京圏北東方面と臨海部のアクセス利便性向上が図られる
・東京メトロネットワークの混雑緩和が期待できる
平面図
中間駅 3駅(地下式)
運行計画
4つの整備効果、ホント、ウソ
整備効果1 臨海地域とのアクセス向上=ホント
・見ての通り。迂回経路が直通になるのでこの区間では短縮される。
参考 対角線区間での時短効果は?
「月島→住吉」:短縮効果なし
月島→清澄白河(乗り換え4分)→住吉:10分
整備効果2 既存路線の混雑緩和=ウソ
※新型コロナ禍前の試算をそのまま掲載している。実際には2020年度、21年度ともピーク混雑率は130%未満。コロナ前の需要回復は困難な見通し。
整備効果3 リダンダンシーの確保=ホント
・ネットワークの結節点が増えるのであたりまえ。
整備効果4 鉄道空白地帯の解消=ホント
・枝川駅(仮称)と千石駅(仮称)の周辺の駅徒歩800m圏外がかなり解消されるのでホント。
・江東区的にはこれが最大の整備目的。
参考 計画図
参考 縦断面図
豊洲駅改良計画
・延長 約370m
・新木場方面行きホームを1面増設
・エスカレーター3本、エレベーター1本を増設
・出入口の増設はなさそう
ホーム増設に伴い都市計画の一部変更が行われるが大きなものではない。
感想・まとめ
現段階では細かい運行計画については触れられていない。
気になったのは
①新型コロナによる影響に触れていないこと
②分岐線計画の中で最大の難工事とされていた「東陽町駅」の工事に資料では触れていないこと
③スケジュール感がわからないこと
④総事業費の増加に触れていないこと
⑤運行計画について
あとは、加算運賃の設置がどうなるのか。江東区の検討では70円のパターンと0円のパターンで試算が行われていた。
・・・
「どらったら!!」読者様で今後の説明会に参加を予定される方は聞いてみてはいかがでしょう。
参考