2022年8月下旬の4日間、東京メトロ有楽町線分岐線と豊洲駅改良工事の説明会があり、その場で出た質問に対する回答が公表された。完成時期が2030年代半ばである事や部分開業はないこと、朝のピーク時に半減が想定される豊洲〜新木場の減便、上乗せ運賃はないことなどが示されている(2022/10/26)
分岐線に関する回答概要
完成時期 2030年代半ば
事業費 約2690億円
部分開業はない。
半蔵門線乗り入れの具体的運行計画 なし
分岐線から新木場方面への乗り入れ なし
需要予測
30万人/日
運行本数
約8本/時(日中)
約12本/時(朝ピーク時)
有楽町線本線乗り入れ本数 未定
豊洲〜新木場 減便想定
※単純に現在の運行本数から分岐線への本数を差し引くと
約4本/時(日中)!
約11本/時(朝ピーク時)
運賃 上乗せはない
車両基地 新木場の活用を検討
プラットホーム 有効長 約205m
深さ
駅部分 地上から5〜25m
駅間部分 地上から10〜35m
豊洲駅のホーム増設計画
朝に利用者集中 既存ホーム拡張に課題あり。ホームを増設する
夕方は利用者分散 和光市方面のホームは増設しない
豊洲駅改良
時期は未定
枝川駅(仮称)ーJR潮見駅
地下通路は設置しない
東陽町駅(仮称)の区役所至近出入口
設置しない
分岐線路線名
メトロが決定
分岐線駅名
施設管理者であるメトロが既設線駅名/地名、著名建造物から決定
豊洲小学校
工事中に校庭が使えなくなる期間が生じる可能性がある
参考 豊洲駅の新木場方面時刻表(2022/10/27現在)
現状
日中 12本/便
朝ピーク時 23本/便
参考 豊洲〜新木場等の1日平均利用客数(全130駅、2021年度)
6位 豊洲 148607人
20位 東陽町 96170人
36位 新木場 71568人
65位 行徳 45581人(中央値)
67位 住吉 44366人
109位 辰巳 23529人
感想・まとめ
実質的には分岐線が「本線」になるという内容。朝のピーク時は豊洲から都心方面の容量が一杯一杯だろうから、豊洲〜新木場の朝のピーク時の大幅減便は避けられないだろう。今の運行本数が過剰なのかもしれない。
豊洲〜新木場間は日中も減便が予想されるが、さすがに1時間4本はないとおもう。使わなさすぎるのも問題。6〜8本ぐらいは走らせるだろう。
参考