どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1923 乗務員不足で足立区のコミュニティバスの一部運行終了 計4路線、2024年3月末

足立区内を運行するコミュニティバス「はるかぜ」の12路線のうち4路線について、2024年3月末に運行終了または一部区間で運行終了となることが発表された。慢性的な乗務員不足と利用状況の低迷が理由としている。他路線も事業継続が可能かどうかの検証期間に入る(2024/03/01)。

はるかぜ路線図、運行終了対象は3,7,10号、一部区間終了は11号=足立区

コミュニティバス「はるかぜ」の一部運行終了(足立区)

運行終了後の路線図=足立区路線図に加筆、どらったら!作成

 運行終了は3路線。一部区間運行終了は1路線。足立区の北半分からコミュニティバスが消滅する感じ。

足立区

運行終了

3月29日 はるかぜ10号(西新井・高野線

3月31日 はるかぜ 3号(西新井・舎人線)

2024年度中 はるかぜ 7号(西新井・六木線)

一部区間運行終了

3月31日 はるかぜ11号(堀之内・椿循環)

 「博慈会記念総合病院」〜「堀之内壱丁目北」間

運行終了・一部区間運行終了に至る経緯(運行事業者ヒヤリング)

▼はるかぜ3号

・利用者が少なく赤字路線

・現在の運行車両が老朽化。区からの購入補助があっても黒字化は程遠く、車両買い替えが困難

・改善基準告示により現行より長い休息時間の確保が必要で運転士不足が深刻化する

・全国的な運転士不足で、限られた人的資源を利用者の多い路線に集中する必要がある

・運転士不足は区からの運行経費補助では解決できない

▼はるかぜ10号、11号

・運賃払い利用者減少とシルバーパス利用者増加が顕著。今後の運賃収入がさらに減少する見込み

・運転士不足の深刻化で利用者の少ない路線を減便・廃止し、利用者の多い路線に限られた人的資源を配置しないと会社の維持が困難

・運賃収入の減少等により経営状況が悪化。利用者の多い路線を維持するためにも、ただの赤字補てんではなく、人材を確保するための人件費増を含めた運行経費を区が負担してほしい

各路線の利用者数

足立区

参考 2023年12月1日ダイヤ改正

はるかぜ9号、12号

 平日朝ラッシュ時の運行便数を減便前水準に回復

はるかぜ1号、9号、12号

 日中お運行間隔を変更、最終バス運行時間繰り上げ

はるかぜ10号

 平日の朝、夕方のみ運行に変更

参考 はるかぜと足立区の路線維持事業について

足立区

・2004年 はるかぜ1号運行開始

・12路線を5つの事業者が自主運行してきた。

・足立区はバス停整備、車両購入費補助をしてきたが、バス事業者のみでは路線維持が困難に

日立自動車交通(3路線)と新日本観光(4路線)の2事業者が足立区と協働事業

・足立区は運賃、定期額等検討、利用実態調査実施と分析、運行経費負担

・バス事業者は「事業継続維持費」を使い運転士の離職防止、雇用促進策を実施

路線維持事業は2026年度まで その後、事業継続の可否判断

2024年度〜2026年度 路線維持事業実施

・バス運転士確保状況、利用者数、収支率等を確認

・その後の各路線の事業継続の可否を経費負担の妥当性、ブンブン号の実績、他自治体の事例を踏まえながら判断

・日曜、祝日や夜間の利用者が極端に少ない区間、路線の減便・運休実施

感想・まとめ

運転士不足を主因とした路線廃止が発表された。足立区のコミュニティバスは廃止の瀬戸際にあるようだ。

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東京都内の民間バス事業者は会社維持が困難なほどに運転士不足が深刻化しているのか。中央区の福祉バスとなった江戸バスはどうなっていくのだろうね。利用者数に関係なく運行するという今の形が継続可能なのか。

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正直、あまり使えないコミュニティバスに運転士を回すぐらいなら、晴海ライナーを増やしてほしいというのは地域エゴかなあ。

参考リンク等

www.city.adachi.tokyo.jp

www.city.adachi.tokyo.jp