江戸川区の上一色周辺地区で行われていたコミュニティ交通の実証運行が2023年6月30日に終了する。目標利用者数は1日360人であるのに対し、実際の利用者は最大で150〜160人台と半分程度にとどまったようだ。本格運行に至るのか注目される(2023/06/26)。
運行概要
目的
駅やバス停留所から遠い地域におけるコミュニティ交通導入に向け、事業効果などを検証するために江戸川区上一色、興宮町、小岩周辺地区をモデル地区として実証運行を実施
期間 2022年4月1日〜2023年6月30日
運行距離 約7・2キロ
運行時間 6時台〜20時台(約40分間隔)
運賃 大人220円、子供110円(現金/IC共通)
運行事業者 京成バス
※利用状況によっては本格運行への移行を検討
利用状況
目標利用者数 1日あたり360人
2023年直近
5月28日〜6月3日 153・0人(目標の43%)
6月4日〜10日 151・0人(目標の42%)
6月11日〜17日 165・7人(目標の46%)
2022年8月以降はシルバーパス利用を可能にしている。
参考 時刻表
感想・まとめ
1日の利用目標の半分に届かなかった利用状況と、利用者の増加傾向、コミュニティバスという赤字事業の特殊性を鑑みて、本格運行となるのかが注目される。
1便18人という設定はそもそも高すぎる気もする。
コミュニティ交通ニュースから察すると、本格運行入りは厳しそうな気がするが、果たして。