どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1676 巨大地震2連発の確率は2%〜77%(1週間以内) 南海トラフで東北大ほか

南海トラフ巨大地震は想定震源域が東西に広く、全体が震源となる「全割れ」(マグニチュード9クラス)のほか、「半割れ」と呼ばれる東西の片側半分が震源となる先発地震マグニチュード8以上)の後、残り半分が震源となる後発地震マグニチュード8以上)などのケースを想定した地震対策が進められている。東北大など3大学が、2023年1月に「半割れ」で連続して大地震が発生する確率を計算し公表した。一般のマンションでは震度6クラスを2発連続で食らうと厳しい建物も多そうで、どういう公表内容なのか確認しておく(2023/01/11)。

概要

先発の巨大地震からの経過時間ごとの巨大地震連続発生確率を導出。

世界の巨大地震マグニチュード8以上)の連続発生確率

 3年以内 5・3%〜18%

南海トラフ地域の巨大地震マグニチュード8以上)の連続発生確率

 3年以内 4・3%〜96%

中の人作成

先発地震からの経過時間

 3年以内  4・3%〜96%(平時の1・3〜29倍)

 1ヶ月以内 2・6%〜85%(平時の28〜910倍)

 2週間以内 2.3%〜81%(平時の54〜2000倍)

 1週間以内 2・1%〜77%(平時の99〜3600倍)

 3日以内  1・8%〜72%(平時の200〜7900倍)

 1日以内  1・4%〜64%(平時の460〜21000倍)

12時間以内 1・3%〜60%(平時の860〜40000倍)

 6時間以内 1・0%〜53%(平時の1300〜70000倍)

参考 南海トラフ巨大地震について(発表資料より)

南海トラフ地震南海トラフから日本列島下に潜り込むフィリピン海プレートが引き起こす巨大地震マグニチュード8〜9クラス)のこと。

南海トラフ地震の発生確率

 30年以内に70〜80%(政府)

 確度の高い地震発生予測は困難だが、連鎖して大地震が発生しやすい状況にあるかどうかは評価可能。

南海トラフ地震臨時情報

南海トラフ地域で普段より自信が発生しやすい状況になったと判断された場合に

南海トラフ地震臨時情報」を発表する。(=以下、臨時情報、2019年5月運用開始)では

①巨大地震警戒 半割れケース(M8以上)←今回の研究対象

②巨大地震注意 一部割れケース(M7以上〜8未満)

③巨大地震注意 ゆっくり滑りケース

の3つのケースを想定

感想・まとめ

メモ。

地震の連続発生があると建物に重大な損傷を及ぼすことが懸念されるので、連発する確率というのは知りたかったところ。

まあ、幅がありすぎるんだけど。

参考リンク

南海トラフ巨大地震が連続発生する確率を計算(1月11日訂正版)

www.tohoku.ac.jp