東京8号線延伸部(豊洲〜住吉)の整備は東西線のピーク混雑率が200%近いことが最大の根拠となっていたが、2020年度につづき2021年度も混雑が解消してしまっていた。(2022/07/22)。
2020年と21年の平均混雑率・輸送力・輸送人員
東京圏31の主要区間(※)の平均混雑率は2020年の107%が2021年の108%と横ばい。事実上、ラッシュアワーは消滅した状態に。
平均混雑率 東京圏 31区間 2021年度
2019年 183%
2020年 107%
2021年 108%
東京圏の主要区間の混雑率上位5路線 2021年度
③メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷 0750-0850 127%
④メトロ千代田線 町屋→西日暮里0741-0841 126%
⑤都営新宿線 西大島→住吉 0740-0840 121%
東京圏の主要区間の混雑率下位5路線 2021年度
②メトロ銀座線 赤坂見附→溜池山王 0800−0900 92%
②常磐緩行線 亀有→綾瀬 0719−0819 92%
⑤京急本線 戸部→横浜 0730−0830 95%
そのほか 2021年度
○ゆりかもめ 汐留→竹芝 0700−0800 68%
○東京モノレール 浜松町→天王洲 0730−0830 71%
○日暮里舎人LI 赤土小前→西日暮里 0720−0820 144%
※主要区間:国土交通省において継続的に混雑率の統計を取っている区間
東京圏の混雑率180%を超える区間=2019年度
需要は回復したか
・緊急事態宣言が繰り返された2021年に比べれば随分回復しているが、関西圏に比べて10ポイント程度低い状態が続いている。
感想・まとめ
首都圏は関西圏より常に10ポイント程度低いというのは初めて気がついたわ。
公表された混雑絵率の最高は日暮里舎人ライナーの赤土小学校前→西日暮里の144%。コロナ前の2019年度は189%だった。ほかに選択肢がない路線の場合、影響は比較的小さいのかもしれない。
東京8号線の延伸は混雑率とか、どうでも良い水準に下がってしまっている。最終的なGO!はまだだけど、経営が傾かないように祈るわ。