JR東日本が1日あたりの平均利用客数2000人未満の路線名と区間を公表した。営業係数が2万を超える区間があるなど、なかなか刺激的な内容。首都圏では3路線4区間がピックアップされたが、このうち2路線3区間は廃止になるかもしれない。外房線は流石に廃止はないと思うが(2022/07/28)。
利用者平均2000人/日未満の区間について
首都圏では3路線の4区間が該当(2020年度データ)
・久留里線 久留里〜上総亀山
営業係数 17074
・久留里線 木更津〜久留里
営業係数 1367
・外房線 館山〜勝浦
営業係数 1368
・鹿島線 香取〜鹿島サッカースタジアム
営業係数 1281
参考 2020年度営業係数ワースト5
100円の収入を得るのにかかる費用を示す営業係数のワースト5。
②17706 磐越西線 野沢〜津川 (2020年度)
③17074 久留里線 久留里〜上総亀山(2020年度)
参考 2020年度収支ワースト3
①52億5500万円 赤字 羽越本線 村上〜鶴岡
参考 収支率ワースト5
②0・6% 磐越西線 野沢〜津川
久留里線 久留里〜上総亀山
※収支率は営業費用に対する運輸収入の割合を百分率で示したもの
感想・まとめ
100円稼ぐのに22149円もかかる路線があるのか。ちょっと衝撃的。
これが公表されたということは、相当の数の路線が廃止含みということがいえそう。
低い利用状況の路線は鉄道は大量輸送機関なのに、マッチしていないということになる。
コロナで需要は戻りそうもないし、沿線自治体との廃線協議があちらこちらでスタートしそう。