大阪市で未着手の地下鉄路線「今里筋線」の延伸に厳しい試算結果が出たことから、大阪市はBRT導入のよる代替輸送の可能性を検証する社会実験を2019年4月から実施している。このほど運行開始から3ヶ月の乗車実績がまとまった(2019/08/01)。
(大阪メトロ)
厳しい結果になったようだ。
いまざとライナー社会実験概要
社会実験期間
2019年4月1日 開始
2022年(3年程度経過時) 効果検証、必要な対策、需要喚起策
2024年(5年程度経過時) 効果検証、市の対応方針決定
効果検証
(大阪市)
路線
(大阪市)
①長居ルート(所要時間 37分)
②あべの橋ルート(所要時間 25分)
運行時間 6時台〜23時台
運行間隔
平日7時台〜18時台 20分間隔(2路線の重複区間では概ね10分間隔)
そのほか 30分間隔(2路線の重複区間では概ね15分間隔)
運賃
全区間均一 210円(子供110円)
ICカード、大阪市発行の乗車証、大阪メトロ・大阪シティバス発行の各種乗車券、現金
停留所のイメージ
(大阪市)
4月以降の利用状況
(中の人作成)
利用者数は伸びているものの、1便あたりの利用者は10人前後。
バスは定員75人程度とみられるので、このままでは厳しそう。
感想・まとめ
路線構成は天王寺、長居、今里の3カ所を結ぶ。
システムによる把握が可能なICカード、現金、回数カードの乗車人数のみなので、実際の乗車人数はもう少し多くなりそう。
とはいっても、不安の残る数字。
東京BRT、多少高くても沿線の人はなるべく使わないと。
参考