新宿駅と駅前広場、駅ビルを一体開発する「新宿グランドターミナル」の計画地で行われるJR東日本と京王電鉄による「新宿駅西南口開発計画」概要が発表された。
地上37階、225mの高さのオフィス棟を含む南北2つの街区からなり、工期は2023年度から2040年代で20年にもわたろうかという極めて長期の計画。
先に発表された東京メトロと小田急電鉄の「新宿駅西口開発計画」の隣接地で、連携して新宿エリア全体の活性化を図るとしている。公表資料では新宿グランドターミナルの再編についても触れているが、ここでは触れない(2022/04/13)。
※左側の白い高層棟は小田急電鉄と東京メトロによる「新宿駅西口地区」のビル。
全体概要
所在地 新宿区西新宿一丁目、渋谷区代々木二丁目地内
指定容積率 600%〜1100%(加重平均 924%)
区域面積 1・9へクタール
北街区
指定容積率 1250%
敷地面積 10000㎡
延べ面積 141500㎡
主要用途 店舗、宿泊施設、駐車場ほか
階数/高さ 地上19階・地下3階/110m
南街区
指定容積率 2000%
敷地面積 6300㎡
延べ面積 150000㎡
主要用途 店舗、事務所、宿泊施設、駐車場ほか
階数/高さ 地上37階・地下6階/225m
スケジュール
※鉄道延伸は京王線の延伸。
参考 歩行者ネットワークの形成(新宿駅西南口地区)
参考 賑わいと交流を生み出す対流空間等の創出
参考:位置図
米本計画は「新宿駅西南口」。既に発表されている小田急+東京メトロの計画は「新宿駅西口」という名称になっている。
感想・まとめ
20年に達しようかという超長期の計画なので、2040年代だという北街区の完成を目の当たりにすることはないかも。新宿エリアにお住まいの方にとっては、楽しみな計画だろう。
流石に所有権をばら撒く分譲住宅は入れなかった。50年先にも機能更新可能が容易なことはこういう駅では極めて重要。
記事の量が多くなりすぎるので、新宿グランドターミナルに関しては、あらためてエントリーを立てることにする。
参考