東京メトロ築地駅に駅前広場と大規模交流広場を設けるオフィスビル計画「築地二丁目計画」の概要資料が中央区のまちづくり協議会で公開された。この再開発のポイントは東京メトロ築地駅と新富町駅の乗り換え客の人流誘導が狙いにありそう(2022/09/02)。
築地二丁目計画概要
場所 中央区築地二丁目
敷地面積 約5500㎡
延床面積 約57000㎡
階数高さ 地上20階 地下2階/約110m
主要用途 事務所 店舗等
スケジュール
2022年9−11月 事業者による住民説明会
2023年8月 都市計画決定告示
2024年 解体着手
2025年 着工
2028年 竣工
特徴
東京メトロ築地駅の出入口新設と駅前広場の設置
敷地に1000mの大規模交流広場(ピロティ形式)
参考 計画地周辺図 メトロ有楽町線新富町駅への複数ルート化
現状で、メトロ築地駅にはエスカレーターによる地上アクセスルートはない。バリアフリーとしてはエレベーターが3基ある。この再開発計画ではエスカレーターを持つ地上アクセスルートが新設される。交通対策として東京メトロ有楽町線の新富町駅を結ぶ平成通りの歩行環境整備が上がっているので築地駅⇄新富町駅の乗り換え客の流れを晴海通り側から一本裏の平成通り側に引き込む狙いはあるだろう。
感想・まとめ
オフィスビルそのものに大きな特徴があるわけではないが、東京メトロが乗り換え駅指定している築地駅と新富町駅の人の流れを変えるという意味で注目すべき再開発計画。短期的には直結地下道整備(要らないと思うけど)というわけにはいかないようだ。利用者の利便性や平成通り沿いの商店の売上増加などに貢献しそう。
人の流れは地下から地上に引っ張ってくるのがにぎわいづくりの鉄則だろう。個人商店が多いエリアで地下道つくっちゃうと単なる通過駅になっちゃうからねー。