東京都が2022年5月27日、都内109の地下施設等について、国民保護法に基づく緊急一時避難施設の追加指定をおこなった。弾道ミサイル落下が想定される場合に屋外にいる人に対し、駆け込んでもらって身を守るための施設で、今回指定の地下施設以外に堅牢な建物なども既に指定を受けているl(2022/05/30)。
緊急一時避難施設とは
ミサイル攻撃などの爆風などから直接の被害を軽減するための一時的(1〜2時間程度)避難施設。今回東京都が追加したのは地下鉄駅舎と地下通路計109箇所。
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今回追加された中央区と江東区の指定施設について
・都営浅草線
・都営新宿線
・メトロ日比谷線
・メトロ東西線
・メトロ有楽町線
・メトロ半蔵門線
・地下道
該当なし
徒歩5分圏マップ(中央区・江東区)
参考:中央区臨海部
その他の緊急一時避難施設
地下施設以外の堅牢な施設も既に「緊急一時避難施設」に指定されている。東京の臨海部にはそう多くない。タワマンなどはそれ自体、堅牢な建物ということになるのだろうか。場所は国民保護ポータルサイトで確認可能。
感想・まとめ
非常時には、今回指定の緊急一時避難施設か、付近の堅牢な建物に避難する必要がある。間に合わない場合は水平方向に広がる爆風や飛散する破片に対する身体の衝突面を可能な限り小さくすることが有効。
・地面に伏せ、頭を守る
・建物の物陰に身を隠すなど
おそらくミサイル発射覚知から着弾までよくて5分。
現実には起こらないと思うが、頭の片隅に置いておきたい。
弾道ミサイル攻撃を受けた時明暗を分けるのは避難行動(国民保護ポータル)