小田急電鉄と東京メトロが事業主体として進める新宿駅西口地区開発計画に東急不動産が新たに参加する。地上48階、高さ約260mのオフィスビルが作られる、新宿グランドターミナルの一体的な再編整備の中で、シンボル的な大規模開発という位置付け。完成後のイメージがずいぶん変わっていた(2020/09/09)。
参考:計画建物の概要
(小田急電鉄)
計画地 新宿区新宿三丁目、西新宿一丁目地内
敷地面積 約15720㎡
延床面積 約281700㎡
主要用途 商業、業務、駅施設など
階数高さ 地上48階、地下5階/約260m
指定容積率 1100%
計画容積率 1600%
駐車場 359台
駐輪場 300台
・一時滞在施設 約5640㎡ 約3400人分、3日間受け入れ
・総事業費のうち小田急電鉄と東急不動産の投資予定額 2000億円程度
参考:地下4階から地上14階までのイメージ
(小田急電鉄)
地下〜地上1階 小田急線新宿駅や交通広場
地下2階に新たな乗り換え導線の整備(京王線、丸ノ内線、大江戸線)
2階〜11階 商業施設
・グランドシャフトとコリドー
コリドー 新宿テラスと新宿テラスをつなぐ、グランドターミナルの一体化を象徴する南北の骨格軸
グランドシャフト 地上、地下と新宿テラスをつなぐ、グランドターミナルの一体化を象徴する縦方向の骨格軸
・2階と3階に東西、南北をつなぐ歩行者ネットワーク
・3〜4階 交流広場(約1340㎡)
(小田急電鉄)
・9〜14階 スカイコリドー(約2250㎡)
(小田急電鉄)
※スカイコリドーは約400mの区間をつなぐもの
・13階〜14階 ビジネス創発機能 吹き抜け
スケジュール(予定)
2022年10月 着工
2029年度 竣工
参考:新宿グランドターミナルへの再編に向けたまちづくり
感想・まとめ
新しいイメージと再開発の骨格の再確認。基本的な部分は変わっていないようだ。
「グランドシャフト」「コリドー」など、耳慣れない言葉も出てきた。
新宿の心臓部の大手術。こういうのはワクワクするねえ。
参考
新宿西口地区開発計画における新たな共同事業者参画に係るお知らせ
都市再生特別地区(新宿西口地区) 都市計画の概要(小田急電鉄、東京地下鉄)