中央区が２０３１年度までを計画期間とする区総合交通計画の素案を公表した。実に２５もの事業が盛り込まれているため、３つのエントリに分割して内容を確認しておく。今回は事業６から１１までをまとめる（2021/12/10）。
- ７つの施策と２５の事業
- 事業６ 銀座・築地周辺みどりのプロムナード整備（新規）
- 事業７ 快適な歩行環境の整備（新規／継続）
- 事業８ スマートモビリティの推進（新規／継続）
- 事業９ 江戸バスの運行改善（継続）
- 事業１０ バス待ち環境の整備（継続）
- 事業１１ 情報発信の充実（継続）
- 感想・まとめ
- 参考
７つの施策と２５の事業
事業６ 銀座・築地周辺みどりのプロムナード整備（新規）
銀座・築地周辺みどりのプロムナード構想／東京高速道路上部空間の再生
・東京高速道路の再生方針策定は２０３１年度までの継続検討となっている。
・主な実現課題に、事業スキームの検討が入ってしまっているので、まだまだ先は長そう。
築地川アメニティ空間の整備
・主な実現課題に、事業スキームの検討が入ってしまっているので、まだまだ先は長そう。
事業７ 快適な歩行環境の整備（新規／継続）
街路環境の整備
・特筆事項なし
水辺環境の整備
・朝潮運河の護岸整備に合わせ、自然環境や周辺景観との調和に配慮した水辺空間を作る、となっている。
・朝潮運河の遊歩道整備は計画期間いっぱい、２０３１年度までとなっている。
事業８ スマートモビリティの推進（新規／継続）
カーシェアリングの導入促進
・現況、２箇所（２０２０年度）って・・・（絶句）
低公害車、低燃費者の普及促進
・区営駐車場の使用量減額、急速充電スタンドの周知、民間施設における電気自動車充電設備の整備促進が掲げられている。具体的な数値目標はないみたい。
事業９ 江戸バスの運行改善（継続）
・２０２３年度半ばまでのルート検討とそれ以降の運行改善を明記した。
・晴海五丁目の街開きに合わせた内容になる。
・「ＢＲＴとの乗り継ぎ向上」とあるので、ＢＲＴの停留施設近傍に江戸バスのバス停が設けられることが想定される。
・２０２１年度調査実施。２０２２年の同会議で結果報告となる見通し。
事業１０ バス待ち環境の整備（継続）
・特筆事項はない
事業１１ 情報発信の充実（継続）
・いわゆるバスロケーションシステム。現状との変化はなさそう。
感想・まとめ
計画期間でも重要とみられる６事業。
公共交通会議参加者から、新型コロナの感染拡大など、社会情勢の変化の反映を求める声も出ていた。
