中央区が2031年度までを計画期間とする区総合交通計画の素案を公表した。実に25もの事業が盛り込まれているため、3つのエントリに分割して内容を確認しておく(2021/12/10)。
- 7つの施策と25の事業
- 事業1 地下鉄新線の導入(新規)
- 事業2 交通結節点の整備(新規)
- 事業3 BRTの運行・ルート延伸(継続)
- 事業4 都市計画道路の整備(継続)
- 事業5 首都高速道路日本橋区間の地下化(新規)
- 感想・まとめ
- 参考
7つの施策と25の事業
事業1 地下鉄新線の導入(新規)
・事業計画の検討は2022年度〜2031年度をなっている。進捗によって変化してくるのだろう。先は遠いことがわかる。
事業2 交通結節点の整備(新規)
築地市場跡地における交通結節点の整備
・事業計画の検討は2022年度〜2031年度をなっている。進捗によって変化してくるのだろう。先は遠いことがわかる。
マルチモビリティステーションの整備(2023年整備完了、24年度供用開始)
(仮称)八重洲バスターミナル整備
・実現課題に停留所の段階的な移行・集約と、BRT導入が明記されている
事業3 BRTの運行・ルート延伸(継続)
・実現課題に東京駅前ルートの実現に向けた築地市場跡地の開発と、(仮称)八重洲バスターミナルとの連携が盛り込まれている。中央区の強い意志を感じる。
・本エントリ冒頭の図は地下鉄新線を合わせた図であるということを考えても、中央区の意向としてはBRTが築地結節点を経て(新橋まで行かずに)銀座・東京方面との分岐を考えているかも。何も決まっていないんだろうけど。
事業4 都市計画道路の整備(継続)
・環状3号線が俎上に載っていることが大きな変化か。検討期間は一応、計画期間いっぱいの2031年度までとなっている。
・環状2号線の全線開通は2022年度を目指すとしている。2024年度していた環境影響評価図書の表記はなんだったんだろう。
事業5 首都高速道路日本橋区間の地下化(新規)
・地下ルート開通は2035年度を想定。本計画期間はひたすら工事。
・主な実現課題に「新京橋連絡路(地下)の早期事業化」の表記。
参考:新京橋連絡路(地下)
感想・まとめ
まずは計画でも最重要と思われる5つの事業から。
「新京橋連絡路(地下)の早期事業化」は聞いたことがなかった。
調べてみたらKK線と都心環状線を繋ぐ新しい首都高速道路のことだったわ。