どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#2620 資金ショートは2056年度に8年前倒し 東京都中央卸売市場会計、2026年経営レポート どらったら!!

東京都中央卸売市場が2026年6月、「市場会計経営レポート」を公表した。2025年に続き3回目。2022年3月策定の「中央卸売市場経営計画」をベースに2024年度収支の実態などをまとめたもの。経営計画で示されていた「市場会計の資金ショート」の時期は前回の2064年度から2056年度と8年も早くなっていて、厳しさは増しているようだ(2026/06/07)。

出典:東京都

2024年度決算概要

収益的収入 225億円(一般会計から25億円繰入)

収益的支出 413億円

差し引き  188億円のマイナス

 

資本的収入 0億円

資本的支出 399億円

差し引き  399億円のマイナス

2024年度の実績

出典:東京都

・2024年度の経常損益 131億円のマイナス(損失) 計画比4億円の悪化

・年度末の累積資金残高は計画より290億円多い状態。

長期収支(資金収支ベース)の資金ショートは前回比8年早まる

資金ショートは2056年度(2026年1月時点の試算)

直近の実績を踏まえた長期収支=出典:東京都

・売上高割使用料収入が5年ごとに3%減少する想定で、2024年度決算、最新の資金需要を反映させた場合、2056年度に資金ショート発生

参考 2025年のレポートでは資金ショートは2064年度だった

経営計画時点、直近の実績を踏まえた長期収支=出典:東京都

・2064年度に資金ショートの試算だった

dorattara.hatenablog.com

経営改善の取り組み

1 市場運営費の圧縮 LED化推進など

2 未利用資産の有効活用

3 資金の計画的な運用

感想・まとめ

2022年3月策定の「東京都中央卸売市場経営計画」で示された資金ショートの時期は2056年に8年の前倒しとなっている。長期収支のグラフは全体的に悪化していて、あと数百億円悪化した場合、資金ショートの時期は一気に近づく恐れもあるように読み取れる。

広い範囲でコスト高が発生している中では、思った以上に危機的な状態になっているように思う。

参考リンク等

東京都中央卸売市場会計経営レポート(2026年6月、東京都)