資源エネルギー庁が2026年3月末現在の石油備蓄の量を公表している。国家備蓄は146日分、民間備蓄は81日分、産油国共同備蓄は6日分で、民間備蓄が去年12月のピークから2割ほど減っている。民間の備蓄義務量は中東情勢の悪化を踏まえ70日分から55日分に引き下げられている(2026/06/07)。

石油備蓄について
資源エネルギー庁の「石油備蓄の現況」という資料をグラフ化してみた。

国家備蓄はほぼ145日から変わっていないが、民間備蓄が2025年12月の101日をピークに、2026年3月末には81日まで2割ほど減少した。
時系列を追うと・・・
2026年3月16日
民間備蓄義務量の15日分の引き下げを実施
期間 3月16日から当面1カ月間
70日分→55日分に(石油備蓄法第7条第3項に基づく)
国家備蓄石油の譲渡
3月24日
国家備蓄石油 1カ月分の放出決定(3月26日以降順次)
※国家備蓄放出は制度創設から2回目
4月15日
国家備蓄石油 約20日分の放出決定(4月16日以降順次)
民間備蓄義務量の引き下げ維持
※原油の大半について5月以降は大体調達可能とアナウンス
4月24日
国家備蓄石油 約20日分の放出決定(5月1日以降順次)
5月15日
国家備蓄の放出はしない(6月に必要な原油確保の見通しがたった)
民間備蓄義務量の引き下げ維持
もともとは民間備蓄しかなかった

1972年 民間企業による備蓄開始
1978年 国家による備蓄開始
感想・まとめ
国家備蓄が減り始めているのかと思ったら、3月末時点では大きな減少は見られなかった。民間備蓄の最低ラインを15日引き下げたのに合わせて、民間備蓄量が20日程度減少していた。民間備蓄は減らせるのなら、減らせた方が民間としては助かる面もあるのだろうね。これまでの流れを見ると、4月末時点では国家備蓄の減少も確認されそう。暮らしに直結しそうな話だけに、当面注目しておきたい。