新橋駅の周辺で交通結節機能の充実や、歩行者ネットワークの充実を目指す「新橋駅周辺基盤整備方針案」が2025年12月18日に公表された。全32ページ。多少距離があるとはいえ、気になる築地市場再開発との関連に関する表記が薄いか。また、東京BRTに少し触れていた。パブリックコメントを実施する(2025/12/19)。

新橋駅周辺地区の基盤整備の方向性
対象区域・・・JR新橋駅周辺

まちづくりの目標
①国際ビジネス、交流拠点、交通結節拠点としての機能強化

・新橋駅周辺は東京臨海部の玄関口。都内各拠点との近さ、新幹線・飛行機の利用による国内各都市とのアクセスの優位性といった立地の優位性がある
・空港→新橋→臨海部観光地、銀座線沿線へのアクセスなど、交通結節拠点としての利便性向上を図る
②周辺のまちとのつながりの強化

・周辺エリアへの玄関口として歩行者空間、居心地の良い空間づくりを引っ張る役割
・周辺エリアの再開発、KK線の再生プロジェクトなどが進む。新たな来訪者を迎える歩行者ネットワーク形成が必要。
・骨格となる外堀通り、新橋仲通、烏森通りの歩行者空間充実、沿道の建物低層部への賑わい施設導入などが必要。
基盤整備の方向性
新橋駅はどこまで交通結節点として進化するのか

・乗り換え動線強化、混雑緩和のための空間整備
●東口交通広場の再整備
新たなロータリー形状を検討
路線バス等の乗り換え利便性の向上、機能最適化
●タクシー・荷捌き機能の再配置
タクシー機能は駅東西で連携しつつ再編
荷捌き機能は再開発ビル内に配置
●銀座線の駅改良
改札口の位置変更、通路の一部拡幅など
●地下歩行者動線の拡充と新設
JR線、銀座線の地下コンコースの歩行者動線拡充(将来)
銀座線〜浅草線の乗り換え動線新設
●主要な縦動線の整備
地下鉄〜JR〜ゆりかもめの縦方向の乗り換え動線拡充
各鉄道機関と東京BRTを含む路線バスの乗換利便性向上
・従来機能の最適化
●バス・タクシー機能の最適化
●都市計画駐車場、公共駐輪場の機能更新
歩行・滞留空間の拡充


・広域的なつながりを意識した重層的な歩行者ネットワークの拡充
●虎ノ門・新虎通り方面の歩行者動線の拡充
●内幸町、銀座方面の歩行者動線の拡充
外堀通り歩道部改良/東口広場内にJR新橋駅から中央通りにつながる歩行者動線を再開発ビルと一体的に検討=新橋駅〜銀座・築地方面のつながりを強化する歩行者ネットワーク形成
●駅東西の歩行者動線の拡充
烏森通り、外堀通りの鉄道高架下の歩道空間改善=東西歩行者ネットを強化
●広場等による滞留空間の拡充
既存の都市計画道路を見直し、SL広場から烏森口前面まで連続した緑豊かな駅前広場新設/東口歩行者広場は臨海部への玄関口の象徴的広場に
●桜田公園の再整備
既存の公園を整える
スケジュール

2030年代
新橋駅西口地区
新橋駅東口地区(西口よりやや遅い)
新橋駅改良の完了
2031年度
羽田空港アクセス線
2030〜2040年代
東京スカイコリドー(全区間の整備完了)
感想・まとめ
感想としては、交通アクセス性に不安のある築地市場跡地再開発とのつながりをもっと強く打ち出すべきではないか。新橋駅周辺整備は築地市場跡地再開発の成功のための極めて重要なパーツの一つだろう。
東京BRTの鉄道との乗り換え利便性の向上にも触れられていた。
将来的な停留所の移設があるのかもしれない。例えば、幹線ルートの強化という点では、JR新橋駅ロータリーで折り返すルートと、新橋駅をスルーして虎ノ門ヒルズへ直行するルートを独立させるとか(根拠はない)。
SL広場がどう変わっていくのかも興味があるところ。さらに具体的なイメージが出るのを待ちたい。
・・・
パブリックコメントは2026年1月21日までとなっている。意見提出は下の参考リンク等から。
新橋駅再開発ビルの動きも気になるね。