江東区有明のアーバンスポーツパークで開催された東京オリンピック・スケートボードのストリート女子で西矢椛(にしや・もみじ)選手が金メダル、中山楓奈(なかやま・ふうな)選手は銅メダルを獲得した。西矢選手は13歳での金メダル。前日のストリート男子の堀米選手に続く連日の金メダルで、有明は大会4日目にして早くも伝説の地となりつつある(2021/07/26)。
西矢選手の優勝直後のインタビュー全文
ありがとうございます。
(金メダルです)
嬉しいです。
(少しこみ上げてくるものはありましたか)
はい。
(決勝のトリックで2回の失敗があって、そこから素晴らしい演技がありました。どんな気持ちで臨みましたか)
途中まではもう勝てないと思っていたけど、周りの人が励ましてくれて「できるよ」といってくれて嬉しかったです。
(ずっと中山選手と話しながらやっていましたね。どんな話を)
ラスカルの話をしていました。
(ラスカル・・・スケートボードの話じゃなかったんですね)
全然違います。
(オリンピックは他の大会とは違いましたか)
いや、そんなに変わらなかったです。
(いつも通りにパフォーマンスはできましたか)
いや、最初はそんなだったけど、後半はできたと思います。
(できるようになったのは自分の気持ちが変わっていったからですか)
そうです。他の人も応援してくれているから最後まで諦めずにやろうと変わってきました。
(本当に楽しそうにすべりますね)
みんな「お〜っ」って言ってくれるから。それが楽しいから笑顔で。
(13歳で金メダリスト)
最新記録だと思うので、それが嬉しいです。
西矢選手の表彰式後のインタビュー全文
(ことし世界選手権2位になって、オリンピックに臨みましたが、メダルはどのぐらい意識しましたか)
意識してなくて取れたらいいなぐらいだったので、撮れて嬉しいです。
(メダルを確信できたのは?)
確信ではなかったのでわからないです。
(今の喜びを伝えたい人は?)
やっぱ家族です。
(お兄さんの影響で始めたんですよね)
はい。
(お兄さんは近くにいたんですか)
今はコロナとかで入場制限があって入れないのでいないです。
(どんなふうに喜びを伝えたいですか)
どうだろう。メダルをかけてあげたいです
(スケートボードの魅力は)
周りの人と楽しく滑ったり、新しい技を産むところが魅力です。
(これから金メダリストとして、いろんな大会に出ると思いますが、どんなスケーターになりたいですか)
世界で知らない人がいないぐらい有名なスケーターです。
(おめでとうございます)
ありがとうございます。
中山選手のインタービュー全文
(銅メダルを手にしてどんな気持ちですか)
メダルを取れてとても嬉しいです。
(決勝2回目のトリックは素晴らしかった)
ベストトリックの1回目の技は予選の方が綺麗だったから、あーって思ってしまったけど、2個目の技の真ん中の・・・の時に、手をつかずに自分なりにできたと思える着地だから良かったと思う
(5回目はメダルの色を変えるかとも思いましたが)
椛が1位だったから1位になってやろうと思って、やったけどダメでした。
(初めてのオリンピックはどうでしたか)
無観客だったからわかんないけど、いつもよりリラックスして滑ることができて良かったです
(楽しめましたか)
緊張が上回ってました
(銅メダルかこれからにどうつなげていきたいですか)
難しいです。
(どんなスケーターになりたいですか)
自分の得意技をどんどん出していきたいと思います。
感想・まとめ
緊張と自分が成し遂げたことの大きさとの間で、まだまだ混乱しているような二人のインタビューが眩しかった。これからの活躍も期待しています。