中央区とふるさと納税は相性が良くないかと思っていたが、中央区もふるさと納税を行っていた。通常のふるさと納税の他に「首都高速道路地下化等事業応援寄付」という名称でも行われている。寄付金は首都高日本橋区間の地下化や臨海地下鉄新線向けに活用されるそうだ。これ、寄付は集まるのかな?(2021/02/15)。
(中央区)
首都高速道路地下化事業応援寄付について
名称 「首都高速道路地下化等事業応援寄付」
中央区の都市基盤整備資金を積み立てる「首都高速道路地下化等都市基盤整備基金」創設にあたり、ふるさと納税制度を活用するもの。
返礼品 なし
寄付金の活用先
(中央区)
1 首都高速道路日本橋区間の地下化
道路の長期的な安全性の確保や品格ある都市景観の形成などを図る取り組み
2 築地川アメニティ整備構想
3 都心・臨海地下鉄新線整備
勝どき・豊海町や晴海などの臨海部で課題である交通需要増加に対する取り組み
参考:中央区のふるさと納税について(2020年9月)
区政全般への寄付 5000円
応援したい団体を指定 6639万5000円
・・・
支援金交付総額 10団体、4647万5000円
感想・まとめ
ふるさと納税を活用した「首都高地下化等都市基盤整備基金」の創設は2020年3月の中央区報で告知され、具体的な整備メニューとしては次の4つが挙げられていた。
・日本橋川周辺の街づくり
・首都高別線整備
・築地川アメニティ整備構想
・都心部・臨海地域地下鉄構想
基金残高をみると、
2019年度末 なし(基金創設前)
2020年度末 74億9361万円
2021年度末 74億7376万円
毎年積み立てる、というものではないようだ。
・・・
中央区の通常のふるさと納税は苦戦している印象。首都高地下化などの整備事業については中央区民が求める部分だろうけど、区外の人や事業者から寄付を得られるほどのニーズがあるかというとやや疑問。返礼品もないしね。
将来の整備に向けた寄付の入口を作っておいた、という感じだろうか。