dorattara! Season4

東京都中央区臨海部を中心としたメモ

#391 誘導線正着制御は当面「晴海BRTターミナル」のみ プレ運行期間

2020年5月下旬のプレ運行がアナウンスされた東京BRTの目玉技術の一つ、バスを停留所の縁石に近接(5センチ程度)させる「正着制御」についてのテストが中央区晴海2丁目のBRTターミナルで行われる。プレ運行期間中に実施。晴海2丁目のターミナルで検証を進め、本格運行開始後に各停留所に拡大されるイメージか。車両誘導方式は「誘導線正着制御」となる(2020/02/18)。

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(東京BRT)

車両誘導線について

 誘導線は「法定線で使用される白・黄色以外、もしくは形状を法定線と明らかに異なる形状にすること」(警察庁)というルールがある。

 矢印線も候補だったが「カメラの認識性が落ちる」といった理由から、「緑色・二重破線」になった。緑色も認識精度などから明るいものになったようだ。

敷設日 2020年2月18日

設置場所 晴海2丁目バスターミナル

プレ運行期間のテスト項目

①正着によるバリアフリー効果検証

②正着による乗降時の時間短縮効果

③乗車時、降車時の転倒防止効果検証

④停車.発進時の転倒防止効果検証(誘導線式正着制御による車体の前号左右方向への加速度測定ほか)

スケジュール

2020年

 2月ごろ 車両納車

 2月ごろ 誘導線敷設(晴海2丁目バスターミナル)

 2月〜5月ごろ 習熟運転

 3月 運行前評価

 5月ごろ 運行時のデータ収集、解析

2021年以降 プレ運行終了

正着制御縁石について

 晴海2丁目暫定バスターミナルの縁石の設置は終了しているが、角度の関係から正着縁石かどうかの確認はできなかった。正着縁石っぽいけど。

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(中の人撮影)=2020年2月上旬

参考:正着縁石サンプル(汐留)

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晴海BRT暫定ターミナルの誘導線敷設について

誘導線敷設工事の様子。明るい緑色の二重破線による誘導となる。

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(中の人撮影)

 

追記:誘導線正着制御の二重破線が消されている(3月上旬)

 

参考:誘導線正着制御について(仏、ルーアンのケース)

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(グーグルアース)=仏ROUEN

  参考となるのはフランスのルーアンのBRT(TEOR=ルーアン西鉄道)で。誘導線正着制御が導入済みで参考にはなるだろう。

特徴:バス専用レーン(TEOR)

①双方向バス専用レーン(延長7・3キロ、一般車両との分離帯あり)

②一般車両と分離されていない専用レーン(延長6・1キロ、分離帯なし)

③一般車両と共有されているレーン(延長16・4キロ)

特徴:自動操舵システム(TEOR)

・停留所に近くと、路面に表示された白線(誘導線)を車両に取り付けられた光学式カメラで読みとり、停留所へのバスの正着が自動操舵により行われる。

・誘導線は白色、50センチ幅の二重破線。

・この横付け補助装置(システム)が作動中、運転手は速度のみをコントロールする。

バス停留所以外の区間は運転手が運転する

・誘導線のペンキ塗りかえは2年に1回。一般車両混在する路線では1年に1回実施

・落ち葉除去、雪対策が必要、

・轍に水がたまると認識性が低下するため、アスファルト塗装は6年ごとに実施(通常の道路は10年ごと)

・停留所清掃、落ち葉除去などの管理維持費用は1億1200万ユーロ。

感想・まとめ

ルーアンは停留所停車時に運転士が操舵せず、速度のみコントロール。東京BRTはどうなるのだろう。また、単車タイプのBRT、連節タイプの双方で試験を行うのか、その辺も気になるところ。

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(中の人撮影)=2020年2月18日

参考

次世代都市交通システムの正着制御に関する調査研究(2018年3月、計量計画研究所)

dorattara.hatenablog.com

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