千代田区内神田1丁目地区に地上26階建のオフィスビルを立てる都市計画(素案)の概要が発表された。計画地内の日本橋川に船着場が設けられることになっているので、中央区臨海部とのつながりの観点から内容を確認しておく(2019/12/21)。
(内閣府)
概要
計画地 千代田区内神田1
(内閣府)
都市再生計画特別地区の区域面積 約1ヘクタール
計画容積率 1400%
建物高さの最高限度 GL+140m
敷地面積 約5100㎡
延べ面積 約84500㎡
階数 地上26階、地下3階
主要用途 事務所、店舗、ビジネス支援施設、駐車場ほか
着工 2022年4月(予定)
竣工 2025年(予定)
船着場の整備について
都市計画概要に書かれたのは
・日本橋川に顔を向けた水辺広場の整備
・観光コンテンツを拡充する船着場、観光案内施設の整備
(内閣府)
日本橋川を含む区域に水辺広場の整備と船着場の整備が告知されている。また、水辺の賑わい施設の導入も明記された。
水辺広場について
(内閣府)
約300平方メートルの広場
建物低層部の広場や水辺に顔を向けた賑わい施設、観光案内機能を整備
船着場の整備
(内閣府)
大手町や丸の内に隣接していることを生かし、神田川と日本橋川を使った舟運ルートの設定が想定されているようだ。
感想・まとめ
日本橋の再生計画はJR線東側に位置する三井不動産の話を以前取り上げた。今回はJR線より西側に位置する別の計画の話。
中央区臨海部から見ると、ここで気になるのは船着場整備の一点、ということでとりあげた。川に顔を向けたまちづくりが進まないと「水都」とは言い難いので、船着場整備を含む今回の計画は水辺の賑わいづくりとしては正しい方向だろう。舟運を絡めたまちづくりは時間がかかるが、舟運のルート作りと同時に進めていかないと。
これ、2025年には形になるようだ。
参考に大阪の取り組みを書いたエントリを。
参考
都市再生特別地区(内神田一丁目地区)都市計画の概要(内閣府)