千代田区の地域福祉交通「風ぐるま」が2025年度のどこかで減便を伴うダイヤ改正を行うと告知した。現行ダイヤを維持したままでは運転手の確保が困難になるとのこと。補助金を出せばどうにかなる時代ではなくなりつつあるようだ(2025/03/29)。
ダイヤ改正の概要
・運送業界で運転手不足が深刻化。
・風ぐるま運行事業者の運転手も年々減少
・現行ダイヤと維持したままでは運行継続に必要な運転手数の確保が困難
→ダイヤ改正を実施する
改正日 2025年度(時期未定)
決定次第、区HPに掲示
改正の概要
対象ルート 麹町、秋葉原、富士見・神保町、内神田の各ルート
改正の内容
現在「月曜〜土曜」で運行している土曜日について「日曜、祝日」ダイヤに変更
影響 土曜日は各ルートとも1日あたり2〜3便の減便
参考 実証運行を1年間延長(四谷・神田ルート)
2024年5月8日から新規2ルートでスタートした実証運行は2025年3月31日までのところ、1年間延長し、2026年3月31日までとする。
①四谷ルート
②神田ルート
※水曜日〜日曜日、同一ダイヤ 週5日運行
感想・まとめ
風ぐるまの運行事業者は「みんな大好き晴海ライナー」でお馴染みの「日立自動車交通」。中央区コミュニティバス「江戸バス」の運行も日立自動車交通が担っている。課題は運転手不足ということになると深刻だ。お金では解決できない。
走らせるほど赤字が嵩む福祉バスとなった「江戸バス」と並行して、何か新たな公共交通の手立てを検討すべき時期に来ているのではないかな。