東京都荒川区が2019年8月1日からシェアサイクルの実証実験を開始する。都心部を中心に相互乗り入れサービスが拡大している「ドコモバクシェア」ではなく全国シェア1位でソフトバンク系の「ハローサイクリング」のサービスを利用する。
(ハローサイクリング)
すでに台東区もハローサイクリング系のサービスで実証実験入りをしているほか、2019年度中に墨田区と足立区もハローサイクリング系のサービスを導入の見通しという(2019/07/25)。
実証実験概要
実験期間 2019年8月1日〜2021年3月31日
ポート数 開始時点で荒川区内17箇所
採用事業者 オープンストリート (株)のハローサイクリング(ソフトバンク系、国内シェア1位)
ハローサイクリングのステーションマップ
(ハローサイクリング)
参考 ドコモバイクシェアのステーションマップ(7/4現在)
(ドコモバイクシェア)
他区の導入状況(2019年6月25日時点)
・ドコモバイクシェア 11区
・ハローサイクリング 1区(台東区)
※今年度中に荒川区のほか墨田区、足立区がハローサイクリングを導入予定。
・区直営 3区
ドコモバイクシェアではなくハローサイクリング系採用の理由
ハローサイクリングは5台分のサイクルラックには5台以上は止められない(臨時にラック外に止められる救済措置あり)。
ドコモバイクシェアの5台のポートに10台止めることが可能で放置自転車対策として課題があるということで、荒川区はハローサイクリングを選定したらしい。
感想・まとめ
ステーション密度では圧倒的にドコモバイクシェアが優位に立つ。他者に先んじて参入したアドバンテージが大きく生きている。
一方、サービスのカバー範囲ではハローサイクリングが優位(全国シェア1位)に立っているようだ。
ハローサイクリングは台東区(2018年5月11日から)、荒川区(2019年8月1日から)のほか、今年度中に墨田区、足立区にもサービスが拡大するらしい。
(台東区)
(足立区)
自転車の総数を減らそうというのが狙いの一つだと思うので、「ドコモシェアバイク系は放置自転車対策として課題があって採用しなかった」というのは新鮮だった。