タイムカープラスとトヨタが東京都内で実施してきた超小型モビリティの実証実験が2019年3月を持って終了することが告知され、一時都内8区に100箇所近くあったステーションが4月以降23箇所まで減る(2019/03/25)。
(トヨタ)
事実上の終了かな。
※追記 東京では終了(更新2021/04/22)。
2021年4月現在、東京での運用は終了している。
— どらったら! (@Chuoinfom) 2021年4月22日
続いているのは愛知県豊田市とタイのバンコクのみ。
残念。
・・・
#91 実証実験終了でステーション72→23箇所に 超小型モビリティTIME CAR PLUS × Ha:mo 2019年4月 - dorattara! Season4 https://t.co/2zP8TJR375 pic.twitter.com/lH3PWhULMN
概要
2019年3月で現在の実証実験を終了。23箇所のステーションによる実証実験に移行する。
(タイムカープラス)
・ステーション数の変化(2019年3月まで→4月以降)
千代田区 8→3
中央区 16→5
港区 6→4
文京区 1→1
台東区 6→1
墨田区 6→3
江東区 25→6
江戸川区 4→0
合計 72→23
継続ステーションの配置
(中の人作成)
過去の流れ
・2015年10月20日〜
30台、30ステーション、60車室/千代田区、中央区、江東区の一部
・2016年4月1日〜
数十台追加、100ステーション(目標)、250車室(目標)/港区、江東区全域追加
(タイムズ24)
・2016年12月20〜2017年12月末 89ステーション
(国土交通省)
・2018年12月6日 85ステーション
【超小型モビリティ】TIME CAR PLUS × Ha:moのステーション数が若干減ってる。
— どらったら! (@Chuoinfom) December 6, 2018
89カ所→85カ所(12月6日現在)
100カ所行った時もあったと思ったが。
・2019年 3月 72ステーション
・2019年 4月 23ステーション(予定)
感想・まとめ
シェアサイクルとは対照的に、ほとんど街中で見なかったという感想。
継続23ステーションは中央区・港区の臨海部に集中。
東京駅周辺が激減。ビジネス需要がなかったのだろう。
中央区は日本橋周辺がほぼ全滅。江戸川区はゼロに。江東区も臨海部以外はほぼ全滅。台東区も東京ドームのみ。
実証実験で「よくない結果」が出たことが推測できる。
こういう実証実験はステーションのカバー範囲と密度がとても大事。
移動先から10分も歩くようでは話にならない。そういう意味で、自立したサービスとしては維持困難という結論に達したのではないかな。
・・・
もともと、超小型モビリティの急速な普及は困難という指摘がされていた。
特別な許可を得ないと公道走行ができず、軽乗用車に対する価格競争力がない、などの問題が数多くあった(2017年4月)。
例えば利用が伸びずに事実上打ち切られた横浜市のケース。
「土日の観光利用は多かったがビジネス目的の平日利用が停滞し、費用回収できず」「返却場所がみなとみらい21地区などに集中。運び戻しの費用が想定以上」
新「実証実験」でどう形を変えてくるのか、変えられるのか、
あるいはこのまま消えるのか。
そんな感じだろうか。