東京BRTの停留施設の詳しい場所やバース数が判明した。徒歩3分圏(半径240メートル)と合わせてみていく(2019/03/04)。
(中の人作成)
団子運転を回避するだけの施設整備にはなりそう。一安心
概要
※黄色の円は半径240m
①新橋
プレ運行時は上りのみ2バース、本格運行時下り2バース増設
②勝どき
本格運行時、上下各2バースに拡張されるようだ。現状と将来の人口集積を考えれば自然だろう。上りは勝どきザ・タワー側、下りはザ・トーキョータワーズ側となった。豊海の再開発ツインタワーは徒歩5分程度か。
③晴海2ターミナル
3本のタワマンと、晴海1丁目の晴海通り側が3分圏に入る。
④晴海3
下り側停留施設は未確定。
⑤豊洲
徒歩3分圏に住居はない。意外だった。
⑥市場駅前
⑦有明テニスの森
ここも徒歩3分圏に住居はない感じ。
⑧国際展示場駅
これはびっくり。運行ルートにR357側道が入っているとは。表定速度を稼ぐ意味がありそう。
(中の人撮影)
⑨東京テレポート駅
R357側道から入るルート。
⑩選手村内
①幹線ルート :マルチモビリティステーションほか1カ所に停留施設(計2カ所) (中の人作成)=イメージ差し替え(2019/02/17) ②選手村ルート :マルチモビリティステーションほか2カ所に停留施設(計3カ所) (中の人作成)イメージ差し替え(2019/02/17)
#53 ★速報★東京BRT全ルートほぼ確定 選手村の全エリアで停留施設まで2分半以内に - dorattara! Season4
マルチモビリティステーション(交通広場)概要 名称 晴海交通広場 面積 合計約7500㎡ (中の人作成)
#54 BRT向けに4バース用意 晴海選手村内のマルチモビリティステーション - dorattara! Season4
感想・まとめ
虎ノ門はまだよくわからない。個人的な最大の注目ポイントは、プレ運行当初から新橋に2バース、本格運行時に上下計4バースが設けられるという点。本気でやる気があるのかを見分けるポイントだと思っていたので一安心。
一般に運行頻度が3分/便より短いと団子運転などにより運行効率が下がるとされている。効率的な運行頻度の上限は1バースあたり20便/時。以前のエントリで片側2バースあると、1時間に17便/バース程度に収まる試算を示したことがある。
130人乗りの連節バスだけでBRTのダイヤを組んだ場合、どうなるのか適当につくったものを再掲します。4ルートのピーク時間帯が重なった場合の、新橋下り線の出発時間のイメージです。出発時刻が重ならないようにするとこんな感じになります。2バースに分けた場合を考えてみました。一応、2バースあれば1時間に34便便程度におさまります。ただ、晴海フィーダーは75人乗りの単車が使われるでしょうから、連節車輌に比べて1時間当たりプラス5便の11便必要になる計算です。新橋ステーション2バースでピーク時39便の使用となりますから、上限ギリギリです。
将来の拡張に余地を残したということは言えそう。
参考