中央区議会の高橋議員が2024年6月7日に開かれた区環境委員会の資料と、執行部とのやり取りの一部を公表した。「晴海地域における今後のまちづくりの方向性」について執行部から「遠くない時期に示す」「晴海地区は住宅団地にはしない」という答弁があったようだ(2024/06/10)。
特に晴海地域における今後のまちづくりの方向性について
高橋議員によると、委員会ではこんなやりとりがあったようだ。
【特に晴海地域における今後のまちづくりの方向性について】
Q.今後の晴海の再開発の方向性について、現状で何か決まっていることはあるかA.晴海については、今後住宅地だけというのは危険であると考えている。例えば多摩ニュータウンの悲劇とか。今後とよはる計画の改定が迫っており、住宅住宅の流れになってしまうと困るので総括的に東京都の4丁目、3丁目、2丁目の土地をどのように活用するか、東京都との間で総合的に検討している。
単一用途の住宅街ではなく様々な複合により常に老若男女が一緒に暮らせるような街を目指す。抜本的には地下鉄の導入もやらなければいけない。金を出すのを東京都はためらっているので、引きずり出しながら、区民の生活環境が守られると同時に住宅団地にはしないという方向性を維持できるか都と協議している。とよはる計画の改定があるので、そんなに先ではなくお示しする。
ポイントは
1 今後の豊洲晴海開発整備計画の改定が迫っている
2 晴海が住宅地だけというのは危険。単一用途の住宅街ではなく複合(用途)。
晴海2〜4丁目の土地活用について、東京都と総合的に検討中
3 区民の生活環境を守りつつ住宅団地にしない方向性で都と協議
4 まちづくりの方向性は遠くない時期に示す
参考 豊洲晴海開発整備計画(2016年3月改訂)
どらったら!アーカイブに次のような記事があった。
土地利用計画の見直しとして
晴海二丁目と五丁目に交通結節機能用地を確保
晴海二丁目から四丁目の一部が既設防潮堤の外側にあり、高潮に対して安全になるように新たな防潮護岸を既設防潮堤を合わせて整備
埋立法線から20メートルを浸水護岸とし、それより内側の土地を緑地とする
※(改訂前)埋立法線から20メートルを浸水護岸とし、それより内側の土地を緑地か、緑地として利用する宅地とする
豊洲・晴海開発整備計画|港湾局のご案内|東京都港湾局公式ホームページ
参考 東京BRTの混雑状況
・1日600人利用→1日1800人利用(2024年5月)
・朝7時台、8時台は非常に混雑
・東京BRTは臨時便増発で対応。増便も検討している。
感想・まとめ
賛成。晴海を含む月島エリアに、これ以上の住宅はいらない。
住宅の更新(建て替え)ならあり。
・・・
豊洲晴海開発整備計画が話に出ているということは、晴海二丁目の「都有地」の用途についても、なんらかの動きがあるってことなんだろうな。
どんな絵がでてくるのかね。楽しみ。
詳しくは高橋議員のHP参照。