お台場海浜公園に国内最大級の噴水を設置する計画があることがわかった。国内最大級として紹介されている静岡県御殿場市の噴水ショーは最高到達点が約１５０mということなので、このクラスの噴水を設置したいということか。中央区議会の穂積議員か開示請求をした資料を公表した中に記載があった。このほか中央区・晴海ふ頭公園に東京都が設置した謎モニュメントに関しても設置目的などが判明している（2024/06/21）。
開示資料の概要
開示された資料は３種類。
①晴海ふ頭公園の謎モニュメントに関するもの
②お台場海浜公園に設置が計画される巨大噴水に関するもの
③東京国際クルーズターミナル設置の「サイン」
お台場海浜公園に国内最大級の噴水設置計画
※上図は噴水の検討箇所ではなく「水景施設」の検討箇所。
設置場所 東京都港区台場一丁目地先ほか
・レインボーブリッジの背景の１つとなることを想定し、国内におけるもっとも著名な記念撮影スポットの１つとなる噴水施設であること
・規模（高さ等）は、最大噴出時に国内最大級であること
・ライトアップやプロジェクションマッピング等の照明設備による夜間演出が可能であること
参考 国内最大級の大噴水は高さ１５０m
最高到達点が日本一として紹介されていたのは、静岡県御殿場市の噴水レーザーショー「ヴェルサイユの光」で最高到達点は１５０m
基本設計における晴海ふ頭公園のモニュメント委託概要
予算要求資料
東京港における新たなランドマークの設置 ３億７３００万円
モニュメント設置工事 設計・工事 ３億４０００万円
噴水設置工事 設計 ３０００万円
令和４年度 晴海ふ頭公園モニュメント基本設計 ９９万５５００円
・モニュメント整備に要する費用・・・計約３億４０００万円
東京都負担 約３億１１４８万円
東京港埠頭（株)負担 約２８３１万円
・・・
・レインボーブリッジを背景として記念撮影を行うことを念頭に、都内におけるもっとも著名な記念撮影スポットの１つとなることを目的としたモニュメントの設置
・類似モニュメントを東京国際クルーズターミナルに別途設置することが予定されている
基本設計段階資料 円周路・芝生広場の外側で検討
基本設計の委託内容を見ると、想定されていたモニュメントの設置候補地は演習路の外側だったようだ。
別資料の設置対象候補地 円周路・芝生広場の内側の一部も対象に
穂積議員が指摘していた通り、「調整」があったのだろうね。
円周路外側が設置対象候補地だった資料が存在する以上、最初の資料が先で、別資料の図の方が後だったのだろう。芝生広場よりモニュメント優先。
東京国際クルーズターミナル設置のサイン
ＬＥＤ 総数３１３０個
サイン寸法 幅１９８００ミリ、高さ３９００ミリ
全体質量 ９・５ｔ以下
フルカラー １６７７万色
消費電力 ２２５３・６０ワット
買入額 ４０７０万円
設計委託契約書の契約金額 ７４６万９０００円
・ライトアップ、プロジェクションマッピングによる演出
・撮影範囲の舗装や植栽等も設計に含める
感想・まとめ
モニュメントと噴水、結局、著名な記念撮影スポットにするための設置だったことがわかった。モニュメントは都内で著名なスポット、噴水に至っては、国内で最も著名なスポットの一つで国内最大級の規模にしたいようだ。高さ１５０mの御殿場の噴水に対抗するようなものを作るつもりなのだろうか。
噴水のイメージは近くでてくるのだろうね。
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謎モニュメント。
設置候補地が円周路の外側だった図が出てきたことで、最初は外側に設置する計画だったものが、円周路内側の案が示され、貴重な芝生広場の一部を削ることになったと。そんな流れが想像できる。やはりモニュメントはいらなかった。設置するなら円周路外。
以前そう書いたが、今も同じ考え。
３億円かけて、貴重な芝生広場を削ってまで作るもんじゃないわ。
参考リンク等
晴海ふ頭公園モニュメントの開示請求、やっと来ました
— ほづみゆうき@データ分析に基づき、子どもにも大人にもやさしい中央区を作ります (@ninofku) June 20, 2024
整備は東京港埠頭(株)との協定で3.1億。内訳は結局分からずですがモニュメント単体は4,070万
基本設計とその後の整備の協定では位置が変わってて実際はさらに広場寄り。様々な調整があったようです
全体はこちらですhttps://t.co/TrLppvMas6 pic.twitter.com/PX0gPQZInN
