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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

#1257 東京メトロ2022年3月期 旅客数・収入はやや回復 有利子負債は1兆円に

2022年3月期の東京メトロの輸送人員と旅客運輸収入が公表された。2021年3月期との比較では輸送人員が4・6%の増加、旅客運賃収入は9・5%の増加となった。

大雑把に見るとコロナ流行前には程遠い回復状況。3カ月単位の四半期ベースで900億円程度あった旅客運輸収入は600億円前後に落ち込み、輸送人員も四半期ベースで7億人程度あったものが4億人台の半ばという状況が続いている。有利子負債は残高が膨らみ、ほぼ1兆円に達したことも目を引いた(2022/05/13)。

鉄道運輸成績2022年3月期(自21年4月1日〜至22年3月31日)

2022年3月期運輸成績の概要=東京メトロ

四半期旅客運輸収入と輸送人員の推移

輸送人員は新型コロナ前の2/3

四半期輸送人員の推移=中の人作成

旅客運輸収入は新型コロナ前の2/3

四半期旅客運輸収入の推移=中の人作成

参考:そのほか

連結貸借対照表

 長期借入金 3258億円(1年前から295億円の増加)

 社債    5770億円(1年前から150億円の増加)

 純資産   6183億円(1年前から260億円の減少)

有利子負債残高

有利子負債残高の推移=東京メトロ資料より作成

・9713億円(1年前から674億円の増加)

感想・まとめ

少し細かく見ると、2022年1〜3月期は新型コロナの行動制限措置が出ていた期間だが、1年前に比べると若干回復している。22年第一四半期は「行動制限明け」の期間となるので、かなりの回復が期待できそう。

・・・

定期輸送人員は1年前に比べて4・6%の減少。定期旅客収入は2%の減少と、定期利用の減少傾向は続いている。生活様式の変化は定着しつつあると言えそう。

 

東京メトロでも大手各社と同じように「事業継続」が重要課題になってきているように思う。

参考

東京地下鉄(株)決算情報