江東区青海の複合施設「パレットタウン」に最大13000人収容の多目的アリーナが建設される。プロバスケットボールBリーグの「アルバルク東京」がここをホームアリーナにするという話があって、アルバルク東京の社長が去年秋のインタビューで何を話していたかをまとめてみた(2021/03/07)。
(東和不動産)
アルバルク東京社長の語るホームアリーナ構想
アルバルク東京の社長は林邦彦さん。2020年10月にインタビュー記事が出ていたので、要点をまとめておく。
・アルバルク東京は「トヨタ自動車アルバルク」として活動していた実業団がベースのチーム。
・ホームアリーナは「アリーナ立川立飛」(立川市、収容人数約3000人)
・2022−23シーズンからホームアリーナを代々木第一体育館に移す。
代々木第一体育館 収容人数13243人
ホームアリーナ構想について
・いきなり自前のホームアリーナは困難。建設費の捻出や収益方法などに課題
・バスケだけでなく他のイベントで使えるようにしないと継続的収益が見込めない
・B1ライセンス交付条件「5000人以上収容可能なホームアリーナ」は立川立飛(収容3000人)では不足するので、代々木第一体育館へ移す。
・ただ代々木をホームアリーナにした場合、使用料を考えると毎試合1万人以上の動員が必要。コストを考えると自前のスタジアムを立てた方がいい、という考え方がある。
・5000人以上収容可能なアリーナの新設計画は継続。
※具体的に江東区青海にをホームアリーナ、という話は一言も出ていなかった。
再掲:東和不動産が最大13000席の大型複合アリーナ建設計画
計画地 江東区青海一丁目
敷地面積 約27000平方メートル
延床面積 約37000平方メートル
主用途 多目的アリーナ
収容人員 スポーツ 10000席、イベント等 10000〜13000席
竣工 2025年6月ごろ(予定)
大型複合アリーナ建設計画に関するお知らせ(東和不動産、2020年3月)
感想・まとめ
林社長は中期的には都心型のプロスポーツチームを作るのが目標なのだそうだ。インバウンド客の観光の中に、アルバルク東京の試合を見るというイベントが盛り込まれるようなイメージ。そして、そのための持続可能なチーム運営など。
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インタビューでは江東区青海の多目的アリーナがアルバルク東京のホームアリーナとする構想には触れられていないが、公式に施設は2025年6月竣工予定と公表されている。
また、日本経済新聞の報道でアルバルク東京のホームアリーナとなる見通しが示されている。
林社長は「建設が進めば素晴らしい」と言っているので、建設を主導する側ではなく、あくまで期待する側だということが読み取れる。
それにしても正式発表が待たれる。
バスケ、面白いもんね。