プロバスケットボールBリーグの強豪「アルバルク東京」のホームアリーナ建設を含むプロジェクトの発表会が2022年8月29日に開かれた。プロジェクト名は「TOKYO A-ARENA PROJECT」。アリーナ開業は2025年秋の予定。トヨタ、トヨタ不動産、アルバルク東京の3社による合同プロジェクトとなる(2022/08/29)
TOKYO A-ARENA PROJECT 概要
ALVARK TOKYO
AOMI
ABILITY
アルファベットの始まり、すべてのはじまりとしてのA
メガウェブの歴史を受け継ぐ
まだみぬアリーナ作りに挑む
トヨタとスポーツの関係
1937年 陸上部創設
1941年 バスケットボール部創設
豊田社長「社長になって13年、大きな危機の連続。困難に立ち向かう勇気をくれたのが運動部だった」
アリーナ計画への2つの思い
1 スポーツとアスリートへの感謝
2 可能性に挑戦する人をサポートし続けたい
モビリティ技術を活用した新しい感染体験
アリーナの全貌
予定地 江東区青海
・収容人数 約10000人
・メインアリーナ、サブアリーナ、アルバルク東京本拠地となるアルバルク棟で構成
・開業時期 2025年秋(予定)
参考 建築計画より(2023年5月現在)
用途 観覧場・スポーツ練習場
敷地面積 26446㎡
建築面積 16631㎡
延べ面積 37823㎡
階数高さ 地上6階・地下1階/高さ28m(最高高さ35m)
着工日 2023年6月1日
完了予定 2025年6月30日
多目的な活用が可能な屋上空間
・ファミリーパーク(サブアリーナ屋上)、スポーツパーク(アルバルク棟屋上)の2つの屋上空間
・365日、アリーナの内側だけでなく外側でもにぎわいを期待
アリーナ内部
・柱のない空間で臨場感。楕円形に配置される観客席。一体感を感じられるように
新アリーナの3つのテーマ(アルバルク東京社長)
・もっと観たくなる、やりたくなる 「次世代スポーツエクスペリエンス」
バスケの魅力を伝えるだけでなく、さまざまなスポーツの発信拠点に
BMX,スケートボード、パラスポーツなど
バスケットボールなどのスクール、スポーツの未来の可能性を広げたい
・もっと便利になる、楽しくなる 「未来型モビリティサービス」
モビリティ技術によるアリーナ何の快適さ向上
・もっとつながる、変わり続ける 「持続型ライフスタイルデザイン」
質疑より
・地域のみなさまとまちづくりをしていきたいという中に、地域の移動、アリーナの周辺の移動も含まれている。
・できるかぎりモビリティがらみのイベントはやりたい。アリーナを核に色々なところを結んでいくことになると思う
・ファミリーパーク、スポーツパークについて。はっきりと色分けはしていない。かなり大きな屋上空間。いろいろな使い方が考えられる。申し込みに行くような煩わしさはなくし、大きなイベントもやりたい。かなりの可能性がある場所
・実施設計を進めている最中。着工にはもう少し時間がかかる。
・ホームアリーナで8割の試合をしなければいけないが、2割はほかでやっていい。その2割でこれまでのホームである立川などで試合をすべく検討を重ねたい。
参考 プロジェクトムービー
感想・まとめ
トヨタのやることはワクワク感が半端ない。
2025年秋にかけて、さらに詳しい内容が明らかになってくるでしょう。
e-Palette SHOPの大量導入も確定的。
どんな世界が広がっていくのか、楽しみしかないね。
東京BRTには朗報か
bリーグの規定では、年間60試合のうちのホームゲーム30試合は、その8割(24試合)がホームアリーナで行わなければならない。2021−22シーズンは平均1962人だが、川崎市とどろきアリーナや沖縄アリーナなど大きなハコに限れば4000人前後の人を集めている。
新橋・虎ノ門や(将来的に)東京駅への直通ルートを持つ公共交通機関は東京BRTだけなので利用者の集中が期待できるし、臨時便の増便をしないと対応できないと思う。A–アリーナの建設は東京BRTにとっては朗報だろう。
参考