東京湾岸エリアでドローンを使った物流サービスの社会実装に向けたテストが行われることになった。プロジェクトは2件あって、1つは東京の都心駅と湾岸エリア、もう1つ多摩地区となっている。今回取り上げる東京都心側のプロジェクトは、駅周辺施設でのフードデリバリーや災害を想定した医療機関への医薬品配送など。実証実験は2021年度実施の予定。(2020/08/31)。
(KDDI)
東京湾岸エリアでのプロジェクト概要
・医薬品のドローン配送
・駅周辺施設を活用したフードデリバリーや巡回警備
2019年6月に商用提供がスタートしたKDDIの携帯通信ネットワークによる遠隔制御ドローン(スマートドローン)を利用。
(KDDI)
対象地域 都内湾岸エリアと都心の駅周辺
実施期間 2020年8月から2022年3月
2020年8月末〜2021年3月末 ビジネスモデル検討
2021年5月下〜2022年1月末 パイロット実施
2022年2月〜3月 成果報告
医薬品のドローン配送
(中の人作成)
・災害時を想定、医薬品配送拠点から聖路加国際病院に医療用医薬品配送を実施。
駅周辺施設を活用したフードデリバリー、警備など
・駅周辺施設で、飲食店から周辺オフィスなどへドローンを使った配送サービスの実証を検討
・駅周辺施設で巡回警備などにドローンを活用することを検討
感想・まとめ
新型コロナをきっかけに芽吹くサービスの一つになるかもしれない。そうすると、都内の河川、運河は舟運よりもドローン配送の「道」としての役割が重要になってくる可能性もあるだろう。人口密度の高さは物流に影響するような大災害時の弱点になりうるが、その辺りを補う物としても注目している。
参考