東京都江東区の豊洲市場エリアにあるオフィスビル「メブクス豊洲」で建物施設と複数のロボットを組み合わせた実証運用が2022年4月1日からスタートする。取り掛かりは「ロボット清掃」と「ロボット案内」の両サービスから(2022/03/30)。
※ロボットの名称
自律走行型案内ロボットの名称はユンジセイル(NECネッツエスアイ)
このほか、物流用ロボット、ロージー(ティアフォー)も活動中
目標
スマートシティで実現を目指すこと
・インフラ、施設の運営/業務最適化
・生活者の利便性、快適性の向上
スマートシティでの実現には都市内のあらゆる施設や設備が連携してデータを収集、活用して設備、機器を遠隔制御を行う必要がある。
多種多様な機器類の制御アプリを連携させる必要があるが、機器、デバイスごとに個別に対応する必要があったため、建物施設とロボットの連携機能実装を妨げるようになっていた。
目標に向けた具体的取り組み
・建物OS「DXコア」実用化
IoTデバイス、各種アプリの相互連携を容易にする
・DX-Coreを核としたロボット、モビリティの連携、統合制御プラットフォーム「モビリティコア」
エレベーター、自動ドア、案内ロボット、配送ロボット、自動運転車
・BEP(ブルーアースプラットフォーム)=複数機種のドローン、ロボット・モビリティを遠隔、一括自動制御可能なデバイス統合プラットフォーム。
建物の屋内外点検、物流、などでドローン、ロボットを活用
感想・まとめ
建物施設と連携した複数種類のロボットの運用テストが始まるということのようだ。
物流ロボットと案内ロボットが通路でスムーズにすれ違ったり、エレベーターに順番に乗り込んだり。こういったことが共通のAPIを使うことで簡単に実現する。
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メブクスは実験場でもある。
今後、どんな展開をしていくのか。豊洲市場の運営に影響を与えるようなものになるのか。これだけだとまだスゴさがちょっとわからない。物流ロボットなんかは豊洲市場に展開していくこともあるのかも。今後、あっと驚く場面があることを期待したい。