どらったら!!

東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。最近はゲリラ的な花火大会情報も提供。

2020/07/23のメモ 新型コロナ対策分科会の最新資料をみる(7月22日)

第一波をなんとか凌ぎ切った安心感が目立つ新型コロナウイルス。最新の状況分析が政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の資料として公表されているので、内容をみておく(2020/07/23)

 

概要

f:id:dorattara:20200723174944p:plain

(分科会)

直近の感染状況

新規感染者の動向

・全国的に継続して増加傾向

・人口10万人あたりの1週間の累積感染者数(7月20日時点)

 全国 2・80人/東京 11・01人

・東京都では、接客を伴う飲食店、、友人・知人との飲み会などで若年層を中心に感染者増加続く。その他の年代も増加傾向

→3密回避、大声を上げる環境の回避、接待・会食ての飛沫防止、換気徹底を。

f:id:dorattara:20200723174814p:plain

(分科会)

・感染者のうち60代以上は1割、3/4は20〜30代。

・3密環境で数十人単位のクラスター発生

入院患者数の動向

・入院患者数は増加。受け入れ可能病床に対する割合も増加。

 入院者数 全国1717人(8・8%)、東京 949人(28・8%)

・重症患者数、少しずつ増加。

 重症者数 全国 41人(1・6%)、東京 14人(3・5%)

検査体制

f:id:dorattara:20200723175131p:plain

f:id:dorattara:20200723180218p:plain

(分科会)

・着実に拡充。(直近1週間の検査数は全国で7万件超)

・検査数に対する陽性者の割合は少しずつ増加

 7/6〜12の期間 全国3・0%、東京5・9%

 (緊急事態宣言時は8・8%)

・発症日〜診断日の平均日数は横ばい(約5日)

 →現時点で重症者が少なく、直ちに逼迫する状況にはない。

 一部地域では軽症・中等症患者向け医療施設が十分に確保されていない

社会経済と感染対策両立のための目標と基本戦略

目標

 医療・公衆衛生・経済的に許容可能なレベルに感染抑制、死者の最小化

基本戦略

 感染拡大しにくい社会を作り、少なくとも微減を目指す

 社会:集団感染の早期封じ込め

 医療:重症化予防と重症者への適切な医療提供

 政府への提案

①合理的感染対策のための迅速なリスク評価

 自治体はリスク評価に基づき、効率的なリソース配分を行い、優先順位をつけて迅速に実施

②集団感染の早期封じ込め

 徹底した院内・施設等などの集団感染の未然防止と早期検知ほか

③基本的な感染予防の徹底(3密回避など)

④保健所の業務支援と医療体制の強化

 参考:「富岳」によるシミュレーション

コンサートホール内近接飛沫リスク評価

強い咳を連続して2回、2秒毎に8回繰り返す

 マスクなしの場合、大きな飛沫が前列に到達

 マスクありの場合、小さな飛沫のみ感染者の回りを漂うが、体温とエアコンで上昇。感染者の両サイドのに要注意

f:id:dorattara:20200723175528p:plain

(分科会)

→客席で大声を伴う場合、マスク着用+隣席との身体的距離確保
 

 歌唱時、ステージ上に立った状態で強い咳を連続して2回した場合

 大きな飛沫はほぼ人の身長の範囲に落下

 小さな飛沫は2メートル以上飛散、ほぼ落下しないで拡散

f:id:dorattara:20200723175758p:plain

 (分科会)

→歌唱の場合、舞台から客席まで2mとすること/適切な換気が有効

参考

直近の感染状況等の分析と評価 令和2年7月22日(分科会)