第二波が押し寄せつつあるようにも感じられる新型コロナウイルス。最新の状況分析が政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の資料として公表されているので、内容をみておく。全般に感染の広がりと感染拡大スピードの増加が目立つ内容(2020/08/06)
直近の感染状況
新規感染者の動向
(中の人作成)
・全国的に継続して増加傾向、一部地域では感染拡大の速度増している
・人口10万人あたりの1週間の累積感染者数(7月29日時点)
全国 4・88人 (2・80人=7月20日)
東京 12・98人(11・01人=7月20日)
・都市部を中心に感染拡大 3〜4月よりやや緩慢
・一部地域では感染拡大速度が増し憂慮すべき状況
・基本的な感染対策が行われていれば、近隣スーパーでの買い物、出勤の公共交通機関、オフィスなどで感染が拡大する状況ではない
・家庭内、医療機関、高齢者施設における感染確認。重症者も徐々に増加。
入院患者数の動向
・入院患者数は増加。受け入れ可能病床に対する割合も増加。
入院者数
全国2744人(14%)=7月22日
1717人(8・8%)=前週
東京1106人(34%)=7月20日
949人(28・8%)=前週
・重症患者数、少しずつ増加。
重症者数
全国 54人(2%)/前週 41人(1・6%)
東京 22人(6%)/前週 14人(3・5%)
検査体制
・2週間前より拡充
全国 86000件(7月20−26日)
東京 23000件(7月20−26日)
・検査数に対する陽性者の割合は少しずつ増加
7月20〜26日の期間
全国6・0%(前週比+2・4%ポイント)
東京7・7%(前週比+2・9%ポイント)
(緊急事態宣言時は8・8%)
・発症日〜診断日の平均日数は横ばい(約5日)
感染状況のレベルについて
(分科会)
・東京都、大阪府など感染拡大地域はレベル1。
・近いうちにレベルに関する具体的な指標が示される見通し。
参考