検討資料概要
新金貨物線について
・貨物線を経由する列車の本数は近年大幅に減少しているものの、武蔵野線から鹿島サッカースタジアム駅への唯一の経路のため、今後も貨物列車の運行は継続される。
・軌間 1067ミリ
・線数 単線
・踏切 15
・運行列車 定期貨物列車 4往復、臨時貨物列車1、往復、回送列車など
検討の主な基本的事項
・既存施設、構造物などを最大限に活用
・貨物列車の運行は今後も継続
・国道6号線との交差は、自動車交通への影響を考慮し、道路側の交通信号に合わせて旅客列車を通過させる
駅位置の想定
10駅パターン
7駅パターン
需要予測の結果
目的別の1日あたり輸送人員
①10駅案(平日)
通勤 24200人
通学 2600人
私事 10100人
業務 1500人
合計 38400人
②7駅案(平日)
通勤 23600人
通学 2400人
私事 9200人
業務 1400人
合計 36600人
周辺鉄道への影響
①10駅案(1日あたりの乗客数の増減)
京成金町 ▲3000
柴又 0
京成高砂 ▲9000
青砥 ▲7000
京成立石 1000
JR小岩 ▲8000
JR新小岩11000
JR金町 3000
JR亀有 ▲2000
②7駅案
京成金町 ▲3000
柴又 0
京成高砂▲10000
青砥 ▲8000
京成立石 0
JR小岩 ▲8000
JR新小岩11000
JR金町 5000
JR亀有 ▲1000
概算事業費
①ライトレール車両案 250億円
②電車案 200億円
事業採算性
単年度収支
①10駅案 3・2億〜▲2・4億
②7駅案 2・7億〜▲2・9億
減価償却費、諸税、借入金償還費等含まず。
今回の検討では、既存施設の使用料、事業の枠組みなどが未定で、借入金などの投資の償還方法が想定できないため、長期事業収支の試算はしない。
事業主体
技術的な検討の深度化
国道6号など道路との交差方式
貨物との併存
既存鉄道施設との接続
今後の取り組み
①法的な位置付けの整理 鉄道事業法と軌道法。法的な位置付けを整理する。
②事業スキーム 実現可能なものを検討し、事業採算性、補助制度の活用を整理。
感想・まとめ
うーん、やはりかなり厳しいという印象。
単年度収支で赤字では・・・
まだまだ先は長い。