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東京都中央区、江東区の臨海部を中心としたメモ。独自の情報を除いては、報道ベースではなく、発表主体の情報をベースに書くことを基本にしています。

#1178 新金貨物線旅客化検討に2800万円 葛飾区・2022年度予算案

葛飾区の南北(新小岩〜金町)の交通環境改善を狙う「新金(しんきん)貨物線旅客化」に、2022年度、2800万円の予算がついた。JR東日本などとの検討会の運営費用や、段階整備の検討などが行われるそうだ(2022/02/28)。

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パンフレット=葛飾

2022年度の検討内容

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葛飾

・関係機関による検討会の運営

・段階整備区間の検討

・国道6号との交差方法の検討

そのほか 整備基金について

2019年新設。2018年度の検討調査で、旅客化に必要な駅、信号、車両などを新設する概算事業費は200〜250億円。国費投入を考慮し、全体の50%程度となる100億程度まで積み立てる。

 2021年度末の基金残高 30億円(見込み)

 2022年度当初予算段階での積立はなし

参考:新金貨物線旅客化の段階整備について

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段階的整備のイメージ=新金貨物線旅客化の検討、葛飾

第一段階終端駅=(仮)新宿駅の検討

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(仮)新宿駅の検討、葛飾

必要な機能

・折り返し機能

・退避機能(貨物列車の通過待ちのため)

→島式ホームとなる配線を想定

京成高砂駅〜(仮)高砂駅:距離約500mのアクセス方法検討

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京成高砂駅と(仮)高砂駅の乗り換え動線

京成高砂駅付近は連続立体交差事業化の検討が進められている。

・高架化に合わせ側道が整備されると予想される。乗り換えは側道を使ったアクセスが考えられる。

・(仮)高砂駅との距離は約500m。アクセス方法の検討が必要

参考:モノレールや自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)の検討

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システムの比較 建設費は国内の標準値/車両費はメーカーヒヤリングなどで設定

・新金貨物線上空にはJR東日本の6600Vの高圧線が通っていることに留意必要

参考 2019年検討資料より「事業費」

①ライトレール車両案 250億円

②電車案 200億円

参考:事業スキーム

・施設はJR東日本保有しているので、JR東日本が運行主体なら上下一体整備。

・運行主体がJR東日本以外の場合は上下分離方式。JRから施設軌道部分を借り、旅客化施設を運行主体が借りて運行

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補助メニュー

・貨物線の旅客化施設整備の補助率は20%。

・車両購入の補助は33%。

参考:国道6号線平面交差の課題

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列車通過の方法

国道6号線の踏切遮断時間を減らすための列車通過方法

 旅客列車を踏切の手前で一旦停車

 道路信号が赤信号の間に通過させる

・道路信号と連携していても鉄道信号に基づいて旅客列車が通行通過するのであれば鉄道事業法上、直ちに問題があるとは言えない(国土交通省鉄道局)

鉄道事業法を適用した検討を進める

課題の整理

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課題の整理

・青字が課題として示されている。

参考:今後の取り組み

・国道6号線の平面交差における課題解決

・踏切システム、運行定時制の考え方、過走に対する安全確保などを検討

・事業主体、事業スキームの明確化

・段階整備の検討深度化を行う

施設計画、需要予測、終始採算性、終端駅の駅構造、車両基地、踏切部での交通影響、段階整備における貨物列車との併存

感想・まとめ

新金って新小岩と金町のことだったのか!

・・・

調査継続。検討会での議論が注目される。

この辺は、都心・臨海地域地下鉄構想よりも着実に進んでいる感じ。

葛飾区としてはできることをしっかりやっている、という感じだろうか。

参考

令和元年度 新金貨物線旅客化に向けた調査検討 概要版(2021年3月)

www.city.katsushika.lg.jp