2024年12月1日と3日、首都高築地川区間の更新に関する説明会で出た質問と回答の用紙が公表された。この中で築地側区間がトンネル化されずに「蓋がけ」形式となる理由についての説明があった。延長100m以上の蓋がけはトンネル非常設備が必要になるというのがその理由だそうだ(2025/01/28)。

質問と回答
1 工事の時期、時間帯は
2025年度に工事発注予定。工事完了は2035年度を予定
工事は昼間に行うことを想定
2 首都高拡幅により、区道の幅員はどうなるか
停車車両があっても緊急車両の通行の妨げにならないよう、車道の幅員は5m以上、歩道は有効幅員2m以上を確保することを基本として調整中
3 全区間で蓋がけができない理由は
国土交通省 蓋がけ区間が100mを超えると、トンネル非常設備が必要。当該区間では設備の設置空間の確保が困難なため、100mを超えない範囲で蓋がけ区間を設定した
※道路トンネル非常用設備設置基準
4 首都高で入口の利用形態は変わるか
銀座出入口は工事完了後も現在と同様の形態で利用できる予定
5 蓋がけ上部空間と区道の高低差はどう考えるか蓋がけできない箇所は歩行者用通路を設置、連続的に往来できる検討を実施中
歩行者通度で高低差を軽減しようと考えている。
蓋がけ部と既存橋梁との接続もバリアフリー動線が確保できるよう検討
6 KK線上部空間と合わせた蓋がけの連続化を考えるべき
KK線廃止後も東銀座出入口はそのまま使用することになっていることもあり、KK線と今回の蓋がけ箇所を物理的に繋げることは困難。既存の区道を活用し、歩行者ネットワークと緑の連続化を検討する。
参考 覆蓋化工事概要(歩行者通路の位置・構造は検討段階)

・万年橋、祝橋、亀井橋、三吉橋を歩行者通路で結び、各橋の周囲に覆蓋構造物を設置。

・首都高速の上部空間を活用し、いこいと賑わいとなる緑による空間を創出する
感想・まとめ
トンネル化しない理由がわかったね。
金かかりそうだし。
