銀座地区を通る東京高速道路(KK線)の上部を歩行者空間化する空中回廊「スカイコリドー」を含む「再生方針」が策定された。内容としては(案)がとれただけかな(2021/04/01)。
(東京都)
東京高速道路概要
(東京都)
・銀座地区を取り囲むように立ち並ぶ14棟の建物の屋上部分に位置。
・道路運送法上「自動車専用道路」
・店舗に貸し付けて自動車道事業の財源にしている
事業スキーム
(東京都)
・施設所有者/KK線隣接地の周辺街づくりと連携。民間活力をいかした整備。
・歩行者中心の公共的空間として再生する場合も、現在と同様、誰もが無料で利用できる管理スキームを継承することを想定。
高架施設の位置付け
歩行者系機能を有する空間として都市計画を新たに決定する。
目指すべき将来像目標年次
2030〜2040年代(一部区間の早期開放を図る)
3つの将来像
①高架道路の形態を生かした広域的歩行者系ネットワーク構築
(提言案)
②連続する屋外空間を生かした大規模な緑のネットワーク構築
(提言案)
③既存ストックをいかした地域の価値と魅力の創造
(提言案)
将来像実現への5つの整備・誘導の考え方(小項目は抜粋)
①高架施設の特徴を生かす
全長2キロの線的・連続性ある空間を人中心の公共的空間として整備
高架施設と地上、周辺設備を無理なくつなぐ施設設備を整備
地域防災力向上の施設設備を整備
既存施設内の店舗に配慮
②歩行者系ネットワーク形成
周辺の歩行者ネットとの接続に配慮
次世代モビリティ走行可能な空間を配慮
地上、地下、高架施設を結ぶ縦動線は、駅などの交通結節点、主要街区、公園などとの連続性に配慮
③みどりとオープンスペースの形成
周辺エリアのまとまったみどりと一体となった緑のネットワーク整備
誰もが楽しめる多様なオープンスペース整備
既存施設の構造に配慮した植栽計画
夜間利用可能な機能配置
④地域の歴史や魅力をいかす
⑤周辺街づくりとの連携
④首都高大規模更新事業など関連事業との調整
首都高大規模更新事業、周辺のまちづくりなどとの計画、工程などの調整
感想・まとめ
再生方針案がほぼそのまま再生方針になった。
東京BRTや臨海地域地下鉄構想にわずかに触れているが、(延伸)計画が存在するという現状の紹介にとどまっている。
(東京都)
方向性が正式に固まった、ということになる。