葛飾区内を運行する循環バス路線「細02系統」が2021年2月22日から運行をスタートしている。運行状況を見て2024年度以降の運行継続を判断するということだたが、利用者が増加を続け、厳しい状況ながらも2024年4月以降の運行延長を勝ち取った。江戸バスはいつまでもつのやら(2024/08/23)。
「細02系統」概要
大人220円、小児110円、現金/IC同額、シルバーパス等利用可
◎2020年9〜10月 アンケート実施
利用意向「利用する」「多分利用する」・・・42%
運行の向き双方向のニーズが高く双方向の循環路線として設定
◎2021年2月22日 運行開始(2024年3月まての予定)
利用状況により運行内容の見直しを行う条件
2024年度以降の継続運行は利用状況を踏まえて判断
平日
16周(内回り)、始発と終発は路線の一部を運行
12周(外回り)、始発、終発と午前の1便は路線の一部を運行
土休日
12周(外回り)、始発、終発と午前の1便は路線の一部を運行
◎2022年3月16日 ダイヤ改正、便数は変わらず
16周(内回り)、始発と終発は路線の一部を運行
12周(外回り)、始発、終発と午前の1便は路線の一部を運行
◎2023年3月 循環バスニュース第3号より
新型コロナによる伸び悩みはあったが、利用者数増大のレポート
◎2023年9月25日 ダイヤ改正
外回り便の廃止
内回り
平日 27周、始発2便と終発の2便は一部区間の運行
土休日 13周、始発と終発は一部区間の運行
◎2024年3月 循環バスニュース第4号より
2024年4月以降の継続運行と利用者数目標値を発表。
・目標値 1便あたり35人(現状17人/便)
参考 利用者数の推移(2024年7月まで)
参考 中央区:無償化以降の江戸バスの利用実態
江戸バスは概ね1日37便(北循環)、36便(南循環)。
支出に対する収入の割合は最高で40%台だったはず。
無償化後はさらに悪化している可能性が高い。
・・・
利用状況について2023年9月に区議会で執行部答弁があった。
・江戸バスは6月から、高齢者や障害者、乳幼児をお連れの方を無償化
・無償化前は1日当たり大体1,200人から1,300人が利用
・まだ2か月程度だが、1日当たり2,000人ぐらいが利用。有償が1,200人ぐらい。
・単体として施策の効果は見ない
また、2024年2月には利用者が若干減ったという話になっていた。
有償が1,000人から1,200人、無償が900人から1,000人ぐらい、全体で2,000人ぐらいが利用。
1月ぐらい、寒くなった時期になると乗客数が若干減ってきている状況で、有償が900人程度、無償は1,000人程度。全体でいうと利用者数が若干減っている。有償の方の前年比は87%ぐらい。
高齢者利用がかなり多い状況。
2024年3月にはかがやき中央(会派)の態度表明として
江戸バスが高齢者等対象に無償となった。利用者数のうち有償での利用者が半減することで、補助額年1・8億円と増加しており政策の効果の検証と収支改善のさらなる努力に期待する
補助金は2020年度の補助金は1億370万円だったが、1億8000万円となったことが示されている。おそらく2022年度の数字かな。年間8000万円の増加。
感想・まとめ
中央区は福祉バス扱いの採算度外視でいいのかね。ずーっと疑問に思っている。
これって書面開催の持ち回り会議で決まっちゃった話。資料を見た時、言葉が出なかった。現区長の任期限りにしてほしいわ。
中央区の65歳以上無償化は書面開催の会議で決定
令和5年度第1回中央区地域公共交通会議
2023年4月7日の持ち回りの書面会議で決まってしまった。
4月23日には統一地方選挙の区長選、区議会議員選挙が行われるタイミング。
#1663 江戸バスの収支率は20%に悪化か 65歳以上無償化の影響試算 - どらったら!!