2024年6月13日、東京都が2025年度版の国の施策と予算に対する提案要求を公表している。BRTに関する支援項目は2016年度でスタートし、2024年度までは最重要項目となっていたが、2025年版からは消滅した(2024/06/14)。
2024年度「BRT整備推進のための制度の創設・拡充」
2025年度の提案要求から消えたBRTに関する内容は2024年度にはこんな内容だった。
具体的要求内容
参考 2016年度の具体的要求内容
2023年4月時点の支援制度(国土交通省)
・バス等の走行空間、停留所等の整備支援 補助率1/2等
・BRT、バス等の公共交通の施設整備、交通結節点の整備、実証実験ほか 補助率1/2、1/3
・バス施設整備(バスロケ、営業所ほか) 補助率1/2
・バスターミナルのバリアフリー化 ノンステップバス等の導入 補助率 1/3等
・BRTシステム等の導入費用(連接バス導入等) 補助率1/3等
・BRTシステム整備と併せたシステム整備(乗り継ぎ情報提供、ロケーション、ICカード、PTPS等) 補助率1/2
ほか
感想・まとめ
BRTに関する提案要求は少なくとも2016年にはスタートしていた。現状の支援策が充実したことを鑑みて制度的、費用的な「強化・充実」は終了したということだろうか。
東京BRTは「東京都臨海部地域公共交通計画」で「新たな基幹公共交通軸」とされている以上、中途半端な快速バスに終わらないことを望みたい。
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