高さ約230mのツインタワービルの建設が進む東京都港区芝浦の「芝浦プロジェクト」について、街区名称が「BLUE FRONT SHIBAURA」に決まったそうだ。エリアの発展に向けては、人流をどうやってこのエリアに持ってくるかが大きな課題になりそう(2024/05/31)。
BLUE FRONT SHIBAURA概要
街区名称 BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)
水辺ならではのライフスタイルを創造し、これを広め、東京のベイエリアをつなぐ
開発意義
・立地を生かし、新たな交通手段として注目される舟運の活性化、水辺のにぎわい創出に取り組み、ベイエリア各地の水辺を繋ぐ
・2025年春に芝浦プロジェクトを浜松町駅との緑のアプローチが開通予定
施工者 S棟 清水建設/N棟 未定
所在地 港区芝浦一丁目
区域面積 約47000㎡
延床面積 約550000㎡
主用途 オフィス、ホテル、商業施設、共同住宅、駐車場ほか
建物の最高高さ 約230m
階数 S棟 地上43階・地下3階/N棟 地上45階・地下3階
着工 S棟 2021年10月/N棟 2027年度
竣工 S棟 2025年 2月/N棟 2030年度
S棟の状況
・高層部(35階〜42階) フェアモント東京(ラグジュアリーホテル)
ホテルサービスと一体になったクルージングを提供
2025年の年明け以降に宿泊、婚礼等の予約開始予定
・7階〜33階 オフィス
・1階〜3階 商業施設
・東京ワーケーションを提供するオフィス
・地域のHUBとなる商業施設を低層部に展開
周辺の状況
①Hi-NODE整備
②舟運通勤運航
③芝浦運河船着場・親水空間整備
④専用船建造
⑤新芝浦橋の架替等
⑥新浜公園整備
⑦浜松駅との緑のアプローチ整備
⑧南口東西自由通路の整備
参考 港区・芝浦港南地区のまちづくり
・地域特性に応じた土地利用の誘導
・市街地整備の展開
・開発事業等の計画的誘導と地域連携による魅力.価値の向上
・人口増加やニーズに対応した魅力的な生活環境の形成
・地域コミュニティの活性化と健康に過ごせる環境の整備
・公共交通ネットワークの整備と交通結節点の利便性向上
品川駅周辺ではJR新駅整備と合わせ、周辺の基盤整備とそれに合わせた道路交通の円滑化を図る/新たに整備される品川駅北口について広域交通をになう交通結節機能を配置、駅前広場の整備を促進する。JR新駅周辺に地域交通を担う駅前広場を整備/田町駅、その周辺での公共交通の乗り継ぎ利便性向上/舟運活性化。防災船着場を試験的に開放し、駅とのアクセスが便利な船着場を増やす/台場地域の交通手段として地域特性に応じた地域交通の充実を図る
・道路ネットワーク整備と交通円滑化
・快適に楽しく歩ける環境整備
・年の基盤となる緑と水のネットワーク形成
・生物多様性に資する自然回復の場作り
・緑と水の魅力をいかした賑わいの場の創出
・市街地の安全性・防災性の向上と施設の適切な維持管理
・災害時の都市機能の早期回復マネジメント
・都市型水害、津波に強い市街地の形成
・地域の特徴や地域資源等をいかした景観の形成
*芝浦港南地区じゃないけど↓*
・街の個性を感じる魅力ある街並みの形成
・先進技術の導入とエネルギーの効率的・面的な利用の促進
・地球温暖化対策の推進
・環境に配慮した交通環境の形成
・国際都市にふさわしい環境整備
・地域の資源の魅力向上
・観光資源の活用とネットワーク化
・多彩な文化に身近に親しめるまちづくり
感想・まとめ
ここについては人の流れがどう変わるか。その一点に興味がある。巨大なタワー2棟が建つので、その分については人の流れができるだろう。プラスアルファをどれだけ喚起できるか。
残念だが、(東京全体で)水辺を向いたまちづくりが全く進んでいない現状では、舟運活性化を信用できない。このエリアを変えられるとしたら自動運転なんだろうね。これも全然だと思っているけど。
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良い意味で予想を裏切ってほしい。