2024年6月13日、東京都が2025年度版の国の施策と予算に対する提案要求を公表している。臨海地下鉄について2024年度版との比較をしてみたが、ほぼ変化はなかった。鉄道・運輸機構と東京臨海高速鉄道とともに事業計画の検討を行うことで合意した進展の部分のみ追記されている(2024/06/14)。
2025年度提案要求「都市鉄道ネットワーク等の強化」より
東京圏の都市鉄道のあり方を提示=変化なし
2016年4月の交通政策審議会答申に位置付けられた路線の実現に必要なこと
・事業主体
・収支採算性
・技術的な課題への対応等
東京都の対応=変化なし
「事業化に向けて検討などを進めるべき」とされた路線について事業化への検討実施
2018年 鉄道新線建設等準備基金創設
2021年 交通政策審議会答申(地下鉄3路線:東京8号線延伸、品川地下鉄、臨海地下鉄) 事業化に向けた課題解決につながる内容提示
2022年度〜 多摩都市モノレールの箱根ヶ崎方面延伸 都市計画手続き実施
2024年1月 未来の東京戦略2024で各路線の方向性を示した
臨海地下鉄について
・国が参画した事業計画検討会で事業計画の策定に向けた検討進む
・2022年11月 概略ルート、駅位置を含めた事業計画案
・2024年1月 鉄道・運輸機構と東京臨海高速鉄道とともに事業計画の検討を行うことで合意
世界から人や企業、投資を呼び込み東京都臨海部と区部中心部をつなぐ基幹的交通基盤としての役割を担うことを期待
・2040年までの実現を目指す取り組みとしてまちづくり戦略に位置付け。
・早期事業化に向けた検討を進めている
具体的要求内容
(臨海地下鉄)=単独項目、変化なし
答申371号に位置付けられた臨海地下鉄は早期事業化に向けた計画案のさらなる深度化と事業主体選定の取り組みへの協力、財源確保など必要な措置を取ること
(東京8号線延伸、品川地下鉄)=変化なし
答申371号に位置付けられた東京8号線延伸、品川地下鉄は、財源確保など必要な措置を取ること
参考 2024年度提案要求
感想・まとめ
要求に変化はないが、臨海地下鉄について言えば、鉄道・運輸機構と東京臨海高
速鉄道とともに事業計画の検討を行うことで合意したという点が追記されている。
着実に進んでいるということでいいのだろう。
あ、あれ????